10月13日に早期アクセスへの事前登録が公開されて以来、コインベースの非代替性トークン(NFT)プラットフォームには既に100万件を超える申し込みが寄せられている。

コインベースはNFTプラットフォーム開設についてのブログ記事を公開し、それによると、年内にもNFTプラットフォームをローンチする予定だ。

「コインベースNFT」と呼ばれるプラットフォームは、イーサリアムベースのERC-721とERC-1155をサポートし、将来的には他のブロックチェーンにもサポートを拡大する予定だ。

記事執筆時点で、このNFTプラットフォームへの早期アクセスを待っている人は110万人にものぼる。コインベースの製品担当バイスプレジデントのサンチャン・サクセナ氏は、事前登録のトラフィック量が急増したことで、一時的にサイトへのアクセスに問題が生じたとツイートしている。

コインベースは2021年第2四半期で6800万人の確認済ユーザーがおり、月間アクティブユーザーは880万人にのぼる。NFTプラットフォームが始まれば、オープンシーなどのNFTマーケットプレイスの大きな競合となるだろう。DappRadarのデータによれば、オープンシーの月間アクティブユーザー数は26万人で、過去1ヶ月間に249万件のトランザクションを実行した。

コインベース以外にも大手仮想通貨取引所はNFTマーケットプレイスに参入している。

FTXやバイナンスは、それぞれ独自のNFTマーケットプレイスを立ち上げている。バイナンスNFTは6月にローンチし、FTXの方は先月ローンチしたばかりだ