デリーのインディラ・ガンディー国際空港で12月31日、2500万ルピー(34万ドル)の仮想通貨詐欺事件の首謀者とみられる60歳の男が逮捕された

元宝石商兼グリーティング・カード製造業を営むユメシュ・バーマ容疑者は、ドバイから到着後、デリー警察の経済犯罪部門に身柄を拘束された。

警察によると、バーマ容疑者は息子と結託し、毎月20%〜30%の運用益を約束するプルート取引と呼ばれるスキームに対し、数百人を説得して投資させた疑いが持たれているという。

そのスキームは、投資と引き換えにコイン・ザラスと呼ばれる「仮想通貨」を発行したものの、17年11月の立ち上げ直後に運用益が枯渇すると、バーマ容疑者は行方をくらまし、18年にドバイで再びその姿を現したと伝えられていた。

デリー警察は、20年9月、資金の不正流用の罪でバーマ容疑者を起訴しており、大晦日に彼を逮捕するに至った。

ヒンドゥスタン・タイムズが伝えるところによると、プルート取引では、インド初の仮想通貨用の携帯アプリも公開しており、携帯電話番号のみでビットコイン(BTC)の売買や保管できることを謳い文句にしていたという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン