中国全国人民代表大会(全人代)のメンバーであるタン・ジーチン氏は、国家が支援するブロックチェーン開発ファンドの設立を提案した。5月23日に中国メディア新京報が報じた。
ジーチン氏は、ブロックチェーン技術には大きな可能性があり多くの雇用を生み出すと主張。中国におけるブロックチェーン企業の規模は小さく、産業は強化されなければならないと述べた。
ブロックチェーン開発ファンドを立ち上げることで、「ユニコーン的な企業」を複数生み出す狙いがある。
また、ジーチン氏は、「第14次五ヵ年計画」にブロックチェーンを含めることを提案。中国では、社会経済的な成長戦略を描いた五ヵ年計画を複数発表しており、最初の五ヵ年計画は1953年に発行された。14次は、今年承認されて発表される見込みだ。
昨年10月中国の習近平国家主席がブロックチェーンを国家戦略の中核に据えると発言。中国人民銀行はデジタル通貨の開発・テストを急ピッチで進めている。