ビットコイン(BTC)の価格は5万5300ドルを上回り、時価総額で1兆ドルを突破した。強気の勢いは続き、BTC価格は一時5万6368ドルの高値を付けた。
ビットコインがアマゾンやグーグル、アップルといったハイテク大手と肩を並べる地位となった今、伝統的な金融機関は顧客に仮想通貨サービスを提供することにますます関心を示している。

The TIEのアナリストであるトレイス・ダーレム氏によると、「ビットコイン」というキーワードを含むソーシャルメディア上での会社は2月18日から38%増加した。ダーレム氏によると、「ビットコインについて毎日話しているツイッターユーザーの数は、1年前から325%増加し、過去最高の3万8500に達した」という。
DeFiとCeFiの融合によるアルトコイン上昇

集中型取引所のトークンと、分散型取引所のトークンの両方が強力な上昇となっており、複数のアルトコインでも史上最高値を更新している。
バイナンスコイン(BNB)は取引高が増加し、トークン価格は348.72ドルの最高値を記録した。バイナンススマートチェーンの影響力の高まりから恩恵を受けているようだ。
このパラボリックな上昇により、BNBはビットコインとイーサリアムに次いで時価総額で3番目の仮想通貨の地位を確保した。
PancakeSwap(CAKE)やVenus(VXS)などのDeFi関連プロジェクトは、バイナンススマートチェーンのトップアプリの2つであり、どちらもそれぞれ20.62ドルと101.50ドル高値を記録した。またRENは、最近のバイナンススマートチェーンとの統合により、トークン価格が過去最高の1.69ドルまで上昇した。
強気の勢いは週明けまで続くか
ビットコインとアルトコインを押し上げる強気の勢いは減速の兆しを見せていない。最近のデータをみると、2021年のビットコインの上昇ラリーは週に1回発生する傾向があり、多くのアナリストはビットコインが週末に6万ドルのレベルを試す展開になると考えている。
仮想通貨セクターは24時間、地球上のどこかで活発に取引が続けられている。現在の強気相場は、個人投資家や機関投資家から幅広い注目を集めているため、週末に取引高が減少するということにはならなさそうだ。
イーサリアムの価格は2000ドルにはまだ達していないが、それでも1974ドルという史上最高値を更新した。
機関投資家がETH2.0やDeFiセクターへの参加を通じて提供されるリターンに大きな関心を持っているという指摘も出ている。ETH2.0とDeFiの両方とも、ETHに対する強力な需要を支えている存在だ。

ビットコインやバイナンスコインの上昇に伴い、仮想通貨全体の時価総額は1.7兆ドルを超えた。ビットコインのドミナンスは61.1%となっている。