独立系ブロックチェーン調査員ワズ氏は7月28日、「イーサリアム上で最大の$Neiroトークンがハニーポット(不正なアクセスを受けることを前提として意図的に設置されるネットワーク)である」との警告を公開した。

ワズ氏の投稿によれば、このプロジェクトにはいくつかの明らかな危険信号が見られるが、現時点での調査は結論に至っていない。トークンの開発者の連絡先も見つかっていない。
ワズ氏は過去に、億万長者マーク・キューバン氏のホットウォレットから87万ドルのハッキングを最初に発見した実績がある。ワズ氏によると、イーサリアムブロックチェーンアドレス「0x3ad4f189f08cdc60496eeBb3bd70B90dF28B7455」を持つ特定のNeiroミームトークンはハニーポット詐欺だという。
「多くの自動スキャンテストを回避するが、所有者は常にAutomatedMarketMaker()をアドレスで呼び出し、transfer()関数を修正して新規購入者をブラックリストに載せている可能性が高い。ほとんどのスキャンではこれを検出できない」
ブロックチェーン分析サイトQuick Intelによると、ワズ氏が指摘したNeiroコインの時価総額はこの記事の公開時点で約3100万ドルだ。同サイトはまた、このプロジェクトが「放棄されていない」と警告している。仮想通貨の専門用語で「放棄されていない」とは、所有者がトークンを操作したり、ユーザーが資金や資産を売却/投資するのを妨げる機能をまだ持っていることを意味する。

他の疑わしい指標として、トークンがエコシステム外のウォレットと直接接続していることや、流動性プールがロックされていないことが挙げられる。これは、資金が瞬時に引き出される可能性があることを示している。