アナリストがショートスクイーズからの下落に注目しており、ビットコイン(BTC)は、10月7日の上昇に対する新たな疑念に直面している。今後下落することを予見しているのは、指標や著名アナリストの発言だ。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

資金調達率が警戒ゾーン

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDは55,000ドルの節目でサポートを確立できず、54,000ドル付近で推移している。

前日、ビットコインは55,700ドルの高値まで急激に上昇した。

警告サインの一つ目は資金調達率(ファンディングレート)だ。各取引所のファンディングレートがプラスに転じたことで、今後は反落することが懸念されている。

資金調達率が過度にプラスになるということは、市場がさらなる上昇を期待して、BTCに過度なロングポジションがあることを意味する。このような状況下では、ポジションを大量に解消することで、万が一下降が始まった場合には、大きな下落につながる。

Bitcoin funding rates vs. BTC/USD chart. Source: Bybt

2つめの警告サインは投資家センチメントだ。投資家のムードはセンチメントにも反映されており、仮想通貨恐怖&強欲指数はこの日76/100を記録し、「極度の強欲」を表している。

トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は「投資家は今、BTCに対して極めて貪欲である 」と警告した。

Crypto Fear & Greed Index as of Oct. 7. Source: Alternative.me

利益確定の準備

ビットコインはさらに、史上最高値を回復するまでに58,000ドル、60,000ドルの重要なレジスタンスを突破しなければならない。

既報のように、10月は史上最高値をわずかに下回る価格で終了する予定で、11月は一旦下落するものの、12月に記録を突破すると予想されている。

それにもかかわらず、3つ目の警告サインは長年の市場参加者である著名投資家が下落を予想していることだ。その中には、人気の高いテクニカル分析手法であるボリンジャーバンドの生みの親であるジョン・ボリンジャー氏も含まれる。

BTC/USD 1-day candle chart (Bitstamp) with Bollinger bands. Source: TradingView

一方、アルトコインは、来年まで決定的なサイクルの上昇はないと予想される。