ウォルマートは、コインスターや仮想通貨取引所コインミーと提携し、全米の店舗に200台のビットコインATMを設置した。

ブルームバーグによると、最終的に全米で8000台のビットコインATMが設置される予定だ。現時点ではいつまでというタイムラインの詳細はないようだ。

Coin ATM Radarによると、現在米国の一部食料品店とサービスステーションには、2万5000台を超えるビットコインATMがあり、コインスターは米国の33の州でビットコインの購入可能な4400のキオスクを運営している。

BitOodaの最高戦略責任者兼リサーチ責任者のサム・ドクター氏は、ビットコインATMは新しい発明ではないが、ウォルマートへの設置は重要であると指摘する。

「ウォルマートはビットコインへのアクセスをより多くの人々に拡大させ、最初のパイロットを超えて展開していけば、懐疑論者にも正統性を与えるだろう」

ビットコインATMでは、ユーザーは紙幣を挿入し、引き換えコードが記載された紙のバウチャーを受け取る。このコードを使うには、ユーザーはコインミーのアカウントを開設し、本人確認を完了させる必要がある。ビットコインATMでは11%の追加手数料がかかる(比較の視点として、仮想通貨取引所バイナンスやコインベースは、デビットカードやクレジットカードの購入に対して、それぞれ3~4.5%の手数料を請求している)。

このニュースは「ウォルマートがビットコインを売るようになる!」といった歓迎の声も出ているが、一方で高額な手数料について不満の声も出ている。