ビットコイン(BTC)の価格は5.7%上昇し、8,800~8,930ドルのレジ寸タスゾーンを突破した。BTCは9398ドルまで回復したが、その後9,300ドル近辺で取引されている。
半減期直前の急落で、ビットコインは8,122ドルまで下落したが、BTCは14.4%の回復を見せたことになる。トレーダーは9,200ドルでサポートを得ようとしている。
出典: Coin360
ビットコインが徐々に1万ドルに向かう中で、9,300~9,400ドルのゾーンはレジスタンスとなるだろう。ここで反落すれば、9,200ドル、もしくは78.6%フィボナッチリトレースメントレベルが位置する9061ドルを試す展開になる可能性がある。
BTC USDT 1-hour chart. 出典: TradingView BTC/USDT 1時間チャート
1時間足のタイムフレームでは、ビットコインは強気のフラッグを形成しているようだ。
今後数時間にわたって、価格は9,260~9,334のゾーンで保ち合いになるとみられる。このゾーンは、フラッグのベース部分に位置し、可視範囲出来高(VPVR)では取引高が高い部分だ。
5月7日の高値である10,070ドルからの下降トレンドラインはレジスタンスとなっており、今回の上昇でもレジスタンスとなった。
今回の上昇では、上昇チャネルを突破することができたが、9,300ドルを下回れば、チャネル内に戻ることになり、20日MAが位置する9180ドルまで下落する可能性が高くなる。
強気派が9,400ドルを突破させることができれば、次のターゲットは9,750ドルになる。
逆に価格が9,000ドルを下回った場合、次のサポートは8,900~8,700ドルのゾーンになる。このレベルを維持できなかった場合、価格は上昇トレンドラインを下回ってしまい、8,300~8,100ドルまで下落する恐れがある。
短期的には、取引高増加に伴い、9,200~9,150ドルへの反落が発生する可能性が高いため、トレーダーは取引高を注視する必要があるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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