弱気相場にも関わらず 1億ドルの仮想通貨ファンドが出現

仮想通貨に特化したベンチャー・キャピタルのドラゴンフライ・キャピタル・パートナーズが9日に1億ドル(約112億円)の仮想通貨ファンドを立ち上げた。弱気相場が続く中、最近、機関投資家の動きが水面下で活発化している。

ドラゴンフライは、3つのタイプの資産に投資する。1つ目は、次世代の資産管理業界を支配する仮想通貨ネイティブのファンド。2つ目は、分散型経済の基盤となるようなプロトコルやアプリで3つ目は分散型と中央集権型の世界の橋渡しをする「骨の折れる」テック系のスタートアップだ。

ドラゴンフライに出資した企業には、仮想通貨取引所のOKEx、マイニンングのビットメイン(Bitmain)など世界有数のブロックチェーン企業が含まれている。ベイン・キャピタル・ベンチャーズ出身でドラゴンフライ創業メンバーのアレクサンダー・パック氏は次のように述べた。

仮想通貨は新たな技術であるだけでなく、技術に基づいた新たな資産クラスで、過去数十年間我々が目にしたことがなかったものだ。新たな資産クラスは新たな資産マネジャーの養成を求めている。だから仮想通貨に捧げるファンドを立ち上げたし、ほかの仮想通貨ファンドにも投資する

ドラゴンフライの最初の投資ポートフォリオは、技術に特化した仮想通貨ファンドや分散型の金融インフラ、プロトコル開発企業など20以上から構成されているという。

仮想通貨相場の動きがない中、水面下で機関投資家の動きが加速している。Crypto Fund Researchのレポートによると、今年第3四半期に90件の仮想通貨ヘッジファンドが開始され、今年1年で120件ほどに達する見込みだ。また、イエール大学に加えてハーバード大学やスタンフォード大学、MITなど新たに5つの米大学が仮想通貨ファンドに出資したと報じられた