ビットコイン(BTC)の価格はここ数週間、狭いレンジ内で動いていたが、米決済企業スクエアが準備金の1%をBTCに割り当てるという発表で、強気のブレイクアウトが発生したため、勢いとトレンドが変化した。

この強気のブレイクアウトにより、BTC価格は10,600ドルから11,500ドルまで上昇した。これは、数日でほぼ1,000ドル上昇した形となった。

この強い上昇にもかかわらず、強気の勢いが戻ってきたのか、それとも一時的な「異常」なのかがわからないため、トレーダーは依然として慎重なままだ。

ビットコインは重大なレジスタンスに直面

BTC/USD デイリーチャート 出典: TradingView

ビットコインのデイリーチャートは、レジスタンスに向かって明確な上昇を示している。注意すべき重要な要素は、12,000ドルから12,400ドルのレジスタンスゾーンを突破できるかどうかだ。これは、別の上昇の波が地平線上にあることを意味している。

ほとんどの投資家は、下振れへのさらなる動きを期待していたが、まったく逆のことが起きた。先週、いくつかのネガティブなニュースが浮上したが、これらのどれもビットコインの価格に影響を与えなかった。

しかし、市場を動かしたのは、スクエアによる5000万ドルのBTC購入の発表だった。ニュース直後、トライアングルを上抜きにブレイクアウトし、11,000ドルのレジスタンスゾーンを突破した。

BTC/USD 6時間足チャート. 出典: TradingView

これは、仮想通貨相場全体で強い強気の反応につながった。注目すべきより決定的な動きは、現在のレンジ内での値動きの構造を明確に打ち破ったことだ。これは、BTC価格が12,000ドルを超える可能性があることを期待させるものとなった。

レンジ内の動きは強気サイクル開始時に発生

現在の値動きは、2016年はじめの前の強気サイクルの開始と比較することができる。

BTC/USD デイリーチャート. 出典: TradingView

前回の強気サイクルの開始時、同様の動きがみられた。それはパラボリックな上昇が発生する前であり、その期間は退屈な値動きだったと見ることもできる。

2015年と16年には、ブレイクアウトが発生する前、6ヶ月にわたってレンジ限定の値動きの構造だったとみられている。

この間、以前のレジスタンスがサポートに転換し、その後に鈍い保ち合いの期間が続いた。

BTC/USD デイリーチャート 出典: TradingView

チャートが示すように、10,000ドル以前のレジスタンスゾーンが試す展開となっていたが、これはまさに起こったことだ。

前日の動きが示したように、この確認が反発につながった。さらなる強気の勢いのためにブレイクアウトする重要なレベルは、12,000ドルのレジスタンスゾーンだ。

ただし、現在の構造は2016年の動きと類似しているため、ブレイク後が発生するまでに時間がかかる可能性がある。

このように、12,000ドルを超えるブレイクアウトが発生した場合、17,000ドルに向けた強気の動きが目の前に迫ることになる。17,000ドル前後のエリアは、次の中心的なポイントであり、史上最高値を更新する前の最後のハードルとなるだろう。

ビットコインの考えられるシナリオ

BTC/USD デイリーチャート 出典: TradingView

非常にありそうなシナリオは、主にこの記事で説明されているように、レンジに制限された動きの継続だ。

その意味で、レジスタンスゾーンは12,000~12,400ドルの間にある。ブレイクアウトが一度に発生する可能性が低いだろう。つまり、より低いレベルの再テストが俎上に上るだろう。

さらなる継続のために保持する重要な領域は何だろうか?これはトレンドラインにあるが、次のグラフに示すサポートレベルと同様だ。

BTC/USD デイリーチャート  出典: TradingView

10,600ドルから10,850ドルの間のグリーンゾーンを維持することが重要だ。このレベルが維持され、ここから発展し続ける場合、強気相場はまだ継続しているといえるだろう。

12,000ドルを超えるブレイクアウトは、上値に向けた大きな上昇の波と、史上最高値への潜在的な継続を意味する。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン