ホテルの部屋を予約するのと同じくらい簡単に医療サービスを受ける。病院に行って行列せずに医者による診療を受ける。自分の疾患歴や治療歴をいつでも参照できる。しかも情報漏洩の心配をする必要がないーー。

 ブロックチェーンに基づいた医療サービスプラットフォームWELLは、患者と適格な医者をつなぎ合わせることで、これらのアイデアをすべて現実にします。

 WELLは、医療分野においての「Airbnb」のようなものです。Airbnbが観光市場やホテル市場に大きな影響を与えたように、WELLは患者と医療サービス提供者を効率的につなげヘルスケア市場を変えることを目指しています。

 医療サービスの流通を変える時が来たとWELLは確信しています。これまで 医療の話になると、ほとんどの人は現行システムをそのまま受け入れてしまいます。しかし、どんなに優れた医療システムであろうと向上の余地はあるものです。

 例えば先進国における主な健康問題の1つは人口の急速な高齢化です。現在、日本では国民の27%以上が65歳以上です。国立社会保障・人口問題研究所によると、50年後、この数字はほぼ40%に増加します。ご存知の通り、 日本人の平均余命は世界最長レベルであり、日本は世界一の高齢化社会です。

 高齢者の割合が増えると国の福祉システムと予算への負担は大きく増えます。国際通貨基金(IMF)によると、日本の福祉と年金関連の支出は、2025年までに国家支出全体の21.5%を占めるようになります。

 だからこそヘルスケア産業は、遠隔医療やブロックチェーン等にとって最も有望な分野の1つとなっています。例えば患者に質の高い在宅医療サービスを提供することで、病院や福祉予算への負担も削減することができるようにすることが考えられます。

 ブロックチェーン・プラットフォームWELLは、医療サービスの世界的市場を形成し、深刻な医療問題に対する具体的なソリューション(解決策)を提供します。

遠隔診断機能

 多くの高齢者は、自宅で医療を受けるという選択肢を高く評価しています。これにより、余計な外出をして、診察を待つ必要がなくなります。調査によると、日本の多くの病院では専門家の治療をうけるために行列ができています。WELLプラットフォームを使用すると、24時間年中無休で専門家のサポートを受けることができます。ブロックチェーンによって即時決済、信頼性、利便性が提供されるだけでなく、双方の義務の履行も保証されます。必要であれば、プラットフォームはパーソナルアシスタントのサービスを提供します。これは、入院治療を必要とする人に居場所と医師の支援を提供できる病院にとって有益です。

個人のカルテ情報を患者の手に

 先進国の病院でも、患者は自分の治療に関する情報にアクセスできないことが多々あります。そのせいで、合理的な意思決定が難しいのが現状です。また、個人情報保護も大きな課題の一つです。

 これらの問題を解決するために、WELLはブロックチェーン技術を使って個人のカルテを保護し、患者が参照できるようにします。どのくらいの情報を専門家と共有するかを決めるのは患者自身です。さらに、ブロックチェーンは、安全にデータを保存し部外者の干渉からデータを守っています。

医療費を軽減

 WELLは仲介者をなく患者と医者を直接つなぎ合わせます。これにより、外部施設に依存することなく必要な支援をうけることが可能になります。例えば高価な薬剤や抗生物質の処方に関して、日本は世界一となっています。 WELLプラットフォームの専門家は、慣習にとらわれることなく個別の患者のケースに焦点を当てて治療法を提案します。

遠くの専門家からのセカンドオピニオンをうけやすく

 WELLの大きな目標の一つは、患者に選択肢とセカンド・オピニオンを得る機会を提供することです。例えば患者によるフィードバックや口コミをブロックチェーン上で記録・シェアし医療サービスの公正な評価を実現します。さらに、WELLプラットフォームを使えば、患者は遠くの専門家からセカンドオピニオンを得ることができます。

 WELLプラットフォームは、患者の居住地や居住国に関係なく、質の高い医療サービスを受ける機会を提供します。 ブロックチェーンを使っているので、決済やサービスの質に関する問題に悩む必要がなくなります。また、医療提供者側にとっても、より多くのユーザー・患者にサービスを提供し、収益をあげる機会がうまれます。

 WELLを使って自分の健康を管理する方法の詳細については、公式サイト、またはテレグラムチャンネルをご覧ください。