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ハードウェアウォレットのパイオニアであるTrezorは、2025年10月21日、次世代ハードウェアウォレット「Trezor Safe 7」を発表した。本モデルは、業界初となる完全監査可能なセキュアエレメント「TROPIC01」と、量子耐性を備えたアーキテクチャを搭載している。また、モバイル端末とのシームレスな接続を可能にし、どこからでも安全に暗号資産を管理できる。

鮮やかなカラータッチスクリーン、アルマイト加工のアルミ一体型ボディ、そしてオープンソースのファームウェアを採用し、「Trezor Safe 7」は透明性と長期的なセルフカストディ(自己保管)を両立させながら、高い操作性とデザイン性を実現している。

世界初の透明セキュアエレメント

本デバイスの中核をなすのは、世界初の透明かつ監査可能なセキュアエレメントTROPIC01」である。従来のセキュアエレメントは、その構造が非公開であることが一般的だったが、TROPIC01は設計を公開し、コミュニティによる検証と監査を可能にしている。これにより、「ブラックボックス化されたハードウェアを信頼せざるを得ない」という暗号資産業界における長年の課題を解消する。

量子コンピュータ対応アーキテクチャ

「Trezor Safe 7」は将来を見据えて設計されており、量子コンピュータ時代への備えを持つ。量子耐性を持つアーキテクチャを採用することで、量子安全なアップデートが可能になり、長期的にデバイスの安全性と信頼性を確保する。将来的にネットワークがポスト量子暗号へ移行しても、新しいウォレットを買い替える必要はない。

 「Trezorにとって“セキュリティ”は常にすべての基盤でした。Trezor Safe 7では、世界初の透明かつ監査可能なセキュアエレメント『TROPIC01』を搭載し、ハードウェアウォレットにおける新たなセキュリティと透明性の基準を打ち立てました。量子コンピュータは長らくSFの領域だと思っていましたが、技術革新のスピードはそれを現実に変えています。今後10年以内に、ビットコインや他のブロックチェーンもポスト量子アルゴリズムへ移行せざるを得なくなるでしょう。それが“いつか”ではなく“いつ”なのか、という段階にあるのです。だからこそ、私たちはSafe 7に量子対応のブートローダーを組み込みました。量子コンピュータが脅威となる未来においても、デバイスを安全にアップデートできるようにするためです。TROPIC01と量子対応設計を組み合わせることで、オープンで将来に強いセキュリティの新基準を築きました。私たちの使命は常に、セキュアで使いやすく、透明性のあるツールで“デジタルの自由”を守ることです。」— Trezor CTO トマーシュ・スシャンカ氏

妥協なきセキュリティ

Trezor Safe 7は、多層的なセキュリティ設計によって暗号資産の安全な保管を実現している。デバイスには、透明かつ監査可能なTROPIC01チップと、NDA不要のEAL6+認証済みセカンダリ要素というデュアルセキュアエレメント構成が採用されており、物理的・暗号的保護を両立。秘密鍵はホストシステムから完全に隔離されており、すべての重要な操作は2.5インチ高解像度カラーLCDタッチスクリーン上で物理的に確認する必要がある。

 「利便性を理由にユーザーがカストディ型サービスやETFへ流れていく中で、私たちは改めて“セルフカストディ”の真の意味――つまり、妥協なき完全な資産コントロール――を再定義することが重要だと考えています。」と、TrezorのCEOであるMatěj Žák氏は述べた。「Trezor Safe 7はその答えです。完全監査可能なセキュアエレメント、デュアルチップ構造、そして長期運用を見据えたワイヤレス設計を持つ初のハードウェアウォレットです。それは、私たちが大切にしてきた理念――透明性・使いやすさ・信頼――を体現しています。このデバイスによって、“最も安全な選択肢”を“最も直感的な選択肢”に変え、暗号資産セキュリティの基準を新たに引き上げます。」

現代的なユーザビリティを追求した設計

Trezor Safe 7は、Bluetooth Low Energy(BLE)対応、Qi2互換のマグネット式ワイヤレス充電、高解像度カラータッチスクリーンを搭載。Bluetooth通信は、Trezor独自のTrezor Host Protocol(THP)によって暗号化・認証・プライバシー保護が保証され、モバイル・デスクトップ・タブレット間で安全かつスムーズに接続できる。堅牢なアルミ一体型ボディとGorilla Glassによる保護構造を組み合わせ、デバイス全体で直感的かつ快適なユーザー体験を実現している。

「Trezor Suite」プラットフォームを通じて、ユーザーは数千種類のコインやトークンの管理、取引、ステーキング、サードパーティ連携などを1つのインターフェースで統合的に操作できる。

Trezorは、プラハで開催されたライブイベント「Trustless by Design(TBD)」にて、新しいフラッグシップモデル「Safe 7」を初披露した。イベントの全記録は、Trezor公式YouTubeチャンネルで視聴可能である。

高い耐久性と信頼性

Trezor Safe 7は、耐久性に優れたアルミ一体型ボディ、Gorilla Glass 3ディスプレイ、防塵・防滴性能(IP54準拠)、および通常のリチウム電池の4倍の充電サイクルを誇るLiFePO4長寿命バッテリーを搭載。また、ビットコイン専用ユーザー向けに「Bitcoin-only」モデルも用意されている。

Trezor Safe 7 の価格は 249ドル(または249ユーロ)。チャコールブラックおよびビットコイン専用バージョンは、すでにTrezor公式オンラインショップで予約受付中。オブシディアングリーンカラーも近日発売予定で、出荷開始は約4週間後を予定している。

出荷は4週間後に開始される見込み。専用アクセサリーも幅広く用意されており、磁気式Qi2認証ワイヤレスチャージャー(予約特典として無料付属)、Trezor Safe 7専用のフィット感あるヴィーガンレザーケース、すべてのTrezorモデルを安全に収納できるTrezor Universal Case、28°の視野角制限フィルター付きプライバシースクリーンプロテクター、そして耐久性に優れた編組USB-C充電ケーブルが含まれる。

企業概要

Trezorは、2013年に設立された世界初のビットコイン・ハードウェアウォレット企業である。暗号資産におけるセルフカストディ(自己保管)という概念を切り開き、誰もが安全かつ独立して資産を保管できるオープンソースデバイスを提供してきた。

Trezorは、初心者から上級者まで、あらゆるユーザーのセキュリティ体験を高めるために、ハードウェア・ソフトウェア両面で製品ラインを拡充している。2023年には、暗号資産エコシステムへの安全な参加を促す教育プログラム「Trezor Academy」を立ち上げ、グローバルな草の根教育活動を推進している。

Trezorは、ビットコインおよび暗号資産分野の革新に特化したテクノロジーホールディング企業SatoshiLabs の一員である。

問い合わせ

広報担当:Maryna Iliukhina(Trezor PRマネージャー)
📩 メール:maryna.iliukhina@satoshilabs.com
🔗 LinkedIn:Maryna Iliukhina