株式会社catabira(代表取締役:池内 孝啓 / 本社所在地:東京都新宿区 以下、catabira)は、「catabira.com(カタビラ・ドットコム、以下、catabira.com)」をローンチ。2019年02月よりプライベート・ベータサービス提供を開始したと発表した。第一弾として Ethereum プラットフォームに対応したランザクションの可視化や暗号通貨残高のモニタリング機能を搭載。ブロックチェーン活用事業者向けにSaaSとして提供。
■ catabira.com とは
catabira.com は、ブロックチェーンを活用しビジネスを行うサービス事業者に向けて開発されたブロックチェーンデータのアナリティクスプラットフォームだ。
catabira.com のユーザーは、ブロックチェーン上に記録されたデータからさまざまなインサイトを得ることができる。
■ トランザクションや残高の情報を可視化
catabira.com は、ブロックチェーン上に記録されているトランザクション(取引)データや暗号通貨(仮想通貨)の残高情報の推移を時系列データベースとして保持している。
ユーザーはアドレスを指定するだけで、時系列チャートとして可視化されたデータにアクセスができる。
■ 監視設定にもとづいたアラートを受信
catabira.com は、ブロックチェーン上のさまざまなデータをメトリクス(指標)として扱っている。ユーザーは、メトリクスに対する閾値と条件判定を設定することで、条件を満たした場合の通知を受信できる。
意図しないトランザクションの発生や異常な残高の増減などを検知する監視サービスとして利用ができる。
■ プライベートベータへの参加方法
https://www.catabira.com にアクセスをし、登録フォームよりメールアドレスを登録。順次、プライベートベータを利用可能になるアクセスコードを送っている。
■ 開発の背景
ブロックチェーン技術の活用領域の1つに、暗号通貨の取引所やウォレットなどのサービスがあげられる。これらを運営するにあたり、顧客の資産を守るための対策実施や適正な運用のためのワークフローの整備はサービス事業者にとって重要な課題と認識されている。
また現在、これまで実証段階であったさまざまなブロックチェーン活用サービスの商用化や、DApps (Decentralized Applications・分散型アプリケーション) の普及が本格的に進んでいる。サービス運営の意志決定や PDCA サイクル実行を支援する技術やツールの需要が高まっている。
このような背景を踏まえ、catabira はブロックチェーンのネットワーク上を行き交う "データ" を扱うことの普遍性に着目するとともに、サービス事業者が自身のコアバリューに対して資源を集中できる環境を整えることが、ブロックチェーンビジネスの発展に必要不可欠であると考えている。catabira.com がブロックチェーンデータ活用のプラットフォームとなるべく、その第一の役割として、可視化や監視といったモニタリング機能を開発するに至った。
■ 今後の展望
catabira は、”ブロックチェーン技術を基盤とする多様なコミュニティとエコノミーの発展に貢献する” というビジョンを掲げるテクノロジー・スタートアップだ。
catabira は、catabira.com が提供する価値をより大きなものにすべく、今回発表したモニタリング機能の強化をはじめ、セキュリティやマーケティングの分野に活用可能な機能の搭載を計画している。計画には、機械学習技術をベースとする異常検知機能や、アンチ・マネーロンダリングに活用できるデータや機能の提供、インタラクティブなインターフェースによるより柔軟なデータ解析機能などが含まれる。
■ チュートリアル動画
catabira.com の操作方法を紹介する動画を以下に公開している。
操作方法について
■ 株式会社catabira
設立:2015年8月
所在地:東京都新宿区
代表取締役:池内 孝啓
URL : https://www.catabira.com
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社catabira マーケティング本部 松岡
Email:contact@catabira.com
TEL: 050-3738-4593
Twitter: https://twitter.com/catabira_japan