アルトコインシーズンが本格化する中、パジーペンギンズ($PENGU)やボンク($BONK)といったミームコインが価格を高騰させています。
これらのミームコインは、NFT(非代替性トークン)や取引ボットを通じた高い実用性を持っていますが、先日史上最高値を更新したSPX6900($SPX)には、そういった実用性がありません。
そんなSPX6900からインスピレーションを受けて、立ち上げられた実用性ゼロコインがTOKEN6900($T6900、トークン6900)で、現在実施中のプレセールで早くも100万ドル超えの資金調達を記録しています。
SPX6900が2.05ドルの高値を更新
最近のミームコイン市場では、$PENGUや$BONKのように実用的な機能を搭載している銘柄が投資家から選ばれる傾向にありますが、SPX6900はそのような市場トレンドを打破して、23日に2.05ドルを記録、史上最高値を更新しました。
このミームコインは、従来の金融市場と価格上昇に長い時間のかかるS&P500に対する皮肉を表現するために作られ、2023年に取引所への上場を果たしました。
実用性のなさから、ローンチ当初は大きな期待を寄せる投資家はごく少数でしたが、現在までに67万倍もの上昇を記録、米ドルよりも価値のある仮想通貨資産となりました。
昨年の2月から今回の高値更新の間で見ても、$SPXは1,500倍もの上昇をしているため、1,000ドルの投資が150万ドルへと成長した事例も報告されています。
こういった実用性のないSPX6900の成長は、論理的に説明できるものではなく、投資家に熱狂をもたらすユーモア、コミュニティの支持、ソーシャルメディアによって支えられていると言われています。
関連銘柄の$T6900は100万ドル調達
$T6900は、その供給量を$SPXよりも1個だけ多い9億3,099万3,091をトークン総供給量にして、実用性ゼロというSPX6900の精神を引き継ぎながらも、同ミームコインよりも大きく成長することを目標としています。
そんな$T6900には、次の$SPXだという期待が寄せられており、開発チームが現在実施しているプレセールには、すでに100万ドル以上の資金が集まっています。
7月18日には、1万6,365ドル分の$T6900トークンを購入するクジラ(大口投資家)の取引も確認されています。
仮想通貨市場では一般的に、豊富な資金源を持つクジラは、確かな投資経験を持つことから、先見の明があると言われており、彼らの購入が続くと、その銘柄は価格が急上昇する可能性があるとされています。
したがって、ここ最近でクジラの購入が相次いで確認されている$T6900には、価格高騰の期待が高まっていますが、TOKEN6900の開発チームは、資金調達に500万ドルという上限額を設けています。
これは、TOKEN6900が資金調達を目標としているのではなく、ミーム文化とコミュニティへの忠実な姿勢を示したもので、高く評価されています。
実用性はなし、唯一あるのはステーキング機能
前述したように、TOKEN6900には実用性はなく、便利な機能やサービスを搭載する予定は一切ありません。
しかしながら、コミュニティへ利益をもたらすことを目的として、ステーキング機能を稼働させています。
このステーキング機能では、現在57%の年利(APY)で受動的な報酬が提供されており、すでに8,140万5,558$T6900トークンがロックされています(預け入れ)。
今後の機能アップデートも予定されておらず、コミュニティに参加する投資家は、シンプルにミーム文化を楽しみながら資産運用ができるようになっています。
拡大を続けるTOKEN6900コミュニティ
SPX6900の成功や、最近のミーム文化を象徴する69という数字の効果に後押しされて、SNSを中心にTOKEN6900コミュニティは拡大を続けています。
現在TOKEN6900は、X(旧Twitter)とInstagramを運用していますが、これらのSNSを合わせてすでに4,000人以上のフォロワーを獲得しています。
開発チームは、SNSでショート動画を大量に見ることで思考力が落ちるブレインロット(脳腐れ)理論を取り上げ、仮想通貨の高騰を願って値動きやウォレットを1日中監視していては、脳が衰えると主張しています。
複雑化する仮想通貨市場で、ミーム文化に忠実に従い、実用性のないシンプルなエコシステムを提供するTOKEN6900は、数多くある新規ミームコインの中で異彩を放っており、今後の動向が注視されています。
【TOKEN6900トークン公式リンク】
公式サイト|X(旧Twitter)|Instagram