KernelDAO(Kelp、Kernel、Gainの統合リステーキングエコシステム)は本日、イーサリアム・BNBチェーン・ビットコイン市場を横断的に共有するエコシステムの開発計画を発表した。セキュリティプラットフォームとしての支配的地位を強化することがねらいだ。
エコシステムを横断するトークンインセンティブ
KernelDAOのプロトコルパートナーである Mira (AIコプロセッサ)、ElectronZK(ゼロ知識インフラ)、YieldNest(リキッドリステーキング)の三社は、エコシステム内の連携強化を志向する協調的オペレーションとして、$KERNEL保有者にトークン供給量の1-2%を割り当てる計画を発表した。この戦略的イニシアチブは、プロトコル統合の先駆けとなり、KernelDAOの25社以上の構築パートナーのうち 複数がこれに続くことが期待されている。
KernelDAOの最高経営責任者 兼 共同創業者であるアミテジ・ガジャラ(Amitej Gajjala)氏は、「今回のトークン配布における共同的アプローチは、KernelDAOエコシステム内で私たちが築いてきた強力なアライアンスを象徴するものだ。プロトコルが成功すれば、エコシステム横断的な利益がある」と語る。
4,000万ドルの戦略的エコシステムファンド
今回の新計画のニュースは、先週 KernelDAOが発表した4,000万ユーロのエコシステムファンドの支援がなければ実現しなかった。このエコシステムファンドは、Laser Digital、SCB Limited、Hypersphere Ventures、Cypher Capital、ArkStream、Levitate Labsをはじめとする、著名なベンチャーキャピタルや投資会社から支援を受けている。これらの支援により、開発チームはプロジェクトを推し進め、BNBチェーンエコシステムにおける主要なリステーキングインフラストラクチャとしてのKernelの地位を確固たるものにすることを目指す。20を超える著名なダイナミックバリデーションネットワーク(DVN)のサポートにより、Kernelはエコシステムファンドを通じて45を超える戦略的パートナーを得て、エコシステムの勢力圏を拡大しようとしている。
「協調的なトークンサポート」と「大規模なエコシステムファンド」の合わせ技は、強力なフライホイール効果(卓越した顧客体験の提供を共通目的とすることで、組織全体が結束し成長エネルギーが生み出されるとするモデル)を発揮し、KernelDAOに新興のリステーキングエコノミーの要としての地位を与えている。
KernelDAOについて
KernelDAOは、業界トップのリステーキングプロトコルである。総額20億ドル以上がロックされており、イーサリアム、BNBチェーン、Arbitrum、Optimismをはじめとする10以上の主要チェーン上で稼働しており、さらに勢力圏を拡大し続けている。KernelDAOの主要な製品には、BNBチェーンにおけるリステーキングインフラストラクチャの「Kernel」、イーサリアムにおける流動性リステーキングプロトコルの「Kelp LR」』、トークン化された報酬プログラムの「Gain」の3つがある。これらは、ユーザーが最高の「報酬」と「エアドロップ」に容易にアクセスし、収益を最大化できるように設計されている。ステークホルダー、開発者、プロトコルを三方よしでエンパワーすることで、KernelDAOは次世代のリステーキングイノベーションの波を巻き起こし、すべての人が新たなテクノロジーに参加する機会を創出する、分散型経済セキュリティの支柱となるべく日々尽力している。
Miraについて
Miraは、高度なコンセンサスメカニズムを活用し、信頼性の高いAIシステムを実現する基盤となる検証レイヤーを構築する。洗練されたクレーム変換技術と分散型検証プロトコルを組み合わせることで、大規模なAI実行の信頼性を確保する。40万人以上のアクティブユーザーと複数の本番環境での導入実績を持ち、AI検証技術のパイオニアとして台頭している。エラー率や複雑な推論の検証といった根本的な課題を解決することで、AIの信頼性に新たな基準を確立し、人間の監視なしに自律的に動作するAIシステムの実現を目指す。
YieldNestについて
YieldNestは、次世代のリキッドリステーキングプロトコルであり、トップクラスのDeFi戦略を統合し、高利回り資産を提供する。まもなくエアドロップとTGE(トークン生成イベント)を予定している。DeFAIを基盤とし、複数のMAX LRTを活用したシンプルかつリスク調整済みのリステーキングを実現する。BNB Chain上で最初に登場したLRTであり、Binanceの「Most Valuable Builder」プログラムにも選出されている。
ベテランの開発者陣と一流の監査を備え、Sam Kazemian(Frax)、Loi Luu(Kyber)、Winthorpe & C2TP(Convex)、Michael Egorov(Curve)、Steve Kokinos(Algorand)といったDeFi業界の著名人から支援を受けている。DeFiのシンプル化をビジョンに掲げ、独立したリスクチーム「Llama Risk」とともに、DeFAIを活用した安全で高リスク調整リターンを提供する。