これまで三度にわたりMULANについてお伝えしてきた。

しかし、実際に多くの人の興味はMULANの仕組みではなく、それを使って利益を上げることには違いないだろう。

理想は、MULANトークンを安く買って高く売ることであるが、実際に売買のタイミングを図るのは難しいものだ。また、DeFiエコシステムは流動性が高くないということもあり、頻繁な売買は多くのスリッページを招くことになる。

そこで現実的な選択肢は、分散型取引所の流動性プールに流動性を提供することである。売買手数料の一部が自分に入ってくるようになるからだ。流動性に提供した資産は、特に減ることはない。さらにプラスして売買手数料の一部が入ってくるようになる。

この記事では、分散型取引所の代表であるUniswapで、MULAN-USDTの流動性を提供する方法についてお伝えしていく。

必要なもの

Uniswapに流動性を提供するためには、前提としてUniswapと直接接続することができるウォレットが必要になる。

今回はPC環境を例として、ChromeとMetaMaskの組み合わせで解説していくが、Uniswapが対応している以下のウォレット及びウォレット接続サービスであれば何でも良い。

  • MetaMask
  • WalletConnect
  • Coinbase Wallet
  • Formatic
  • Portis

また、Uniswapを利用するために、MULANを買うための原資であるUSDT、手数料用途のETHが必要になる。ETHは、約3,500円分があれば困らないことだろう。

MULAN-USDT流動性の提供方法

USDTとETHをMetaMaskに入金する

UniswapにMULAN-USDTペアの流動性を提供するには、まずMULANを入手する必要がある。そのために、USDTとETHをMetaMaskのウォレットに入金するところから始める。

入金は、MetaMaskにログインし、ウォレット上部をクリックしてコピーされるアドレスに対してUSDTとETHを送金するだけだ。また、MetaMaskのBuyやSwap機能でもUSDTやETHを入手することもできる。

入金後にUSDTの残高が見えない場合、MetaMaskの「Assets」画面を一番下までスクロールして「トークンを追加」を選び、USDTを検索することで残高を表示させることができる

USDTをMULANに交換する

Uniswapで流動性を提供するためには、MULANとUSDTが米ドル換算で同額分必要になる。例えば、100ドル分のUSDTと100ドル分のMULANを用意する必要がある。
まず、Uniswapのスワップ画面にアクセスし、交換元のトークンとしてUSDTを指定する。そして、「Select a token」をクリックする。

交換先のトークンは、MULANを指定することになる。MULANはトークン一覧に存在しないので、MULANのコントラクトアドレスである「0x7dfb72a2aad08c937706f21421b15bfc34cba9ca」を入力して「$MULAN」を選択し、「Change」をクリックする。

流動性として提供するUSDTまたはMULANの数量を入力する。片方を入力すると、自動的にもう片方の数量が計算されるようになっている。問題なければ「Swap」をクリックする。

Swapの確認画面が表示された後、MetaMask側で確認画面が表示されるので「確認」をクリックして交換を実行する。

交換後に、MetaMaskの「Assets」画面でMULANの残高が見えない場合、同画面の一番下までスクロールして「トークンを追加」を選び、「カスタムトークン」より「0x7dfb72a2aad08c937706f21421b15bfc34cba9ca」を入力することで、MULANの残高を表示させることができる。

MULAN-USDTペアの流動性をUniswapに提供する

いよいよMULAN-USDTペアの流動性をUniswapに提供する。

まずUniswapのプール画面にアクセスし、「Add Liquidity」をクリックして流動性の提供を開始する。

先程の交換と同じ要領で、「USDT」と「$MULAN」を指定する。後者では、交換と同様にMULANがトークン一覧に存在しないので、コントラクトアドレスである「0x7dfb72a2aad08c937706f21421b15bfc34cba9ca」を入力する。

また、数量は片方を入力すると、自動的にもう片方の数量が計算されるようになっている。問題なければ「Approve $MULAN」をクリックする。

その後、MetaMask側で確認画面が表示されるので「確認」をクリックしてApprove処理を実行する。

Approve処理が完了すると「Supply」ボタンが押せるようになる。今度は「Supply」をクリックして、その後の確認画面で「Confirm Supply」を実行し、MetaMask側の確認画面で「確認」をクリックすれば完了になる。

実際に、流動性の提供が完了すると、Uniswapのプール画面が以下のように表示される。表示されていない場合、画面の一番下「Import it」から追加操作をすると表示させることが可能だ。

あとは、MULAN/USDTペアの取引が行われれば、自分に手数料の一部が入るようになる。その入り方は、激しくないだろう。しかし、自分の元の資産が失われるわけではないため、堅いことは確かだ。


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コンタクト:Mulan Ma 
Email: info@mulan-finance.com