大手不動産開発業者のリンゼン・プロパティ・グループが、オーストラリアのブリスベーン近郊に建設中の高級住宅地でビットコインによる物件の販売を開始した。世界中の投資家や住宅購入希望者を対象としている。
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この動きはビットコイン業界に大ニュースとして伝えられた。オーストラリアの大手不動産開発業者が物件の購入通貨にビットコインを認定するのは、今回が初だからだ。
ダカビン・クロッシング・レジデンス・プロジェクトは、ダカビン・クロッシング区域に都市計画された住宅コミュニティーの一部に含まれる。住所はクイーンズランド州ダカビン、アルマロード140〜150番地(郵便番号4503)となる。ブリスベーンの北に位置するモートンベイ地区にあり、サンシャインコーストに向かう幹線鉄道が利用可能だ。ブリスベーンの都心部から35分で到着する。またブリスベーン国内・国際空港のターミナルからは車で30分の近さだ。クイーンズランド州でも極めて成長が速い中核都市となっており、ウェストフィールド、イケア、コストコ、バニングスといった大規模店舗も既に進出を果たしている。
この動きはビットコイン業界に大ニュースとして伝えられた。オーストラリアの大手不動産開発業者が物件の購入通貨にビットコインを認定するのは、今回が初だからだ。
ダカビン・クロッシングは総面積3.75ヘクタールの開発規模を誇り、20年末の竣工時にはショッピングセンターが併設される予定だ。現在はまだ建設中であるものの、既に45戸弱の住宅が法定通貨で売却済みとなっている。さらに40戸強の住宅が建設される予定で、これらがビットコインによる販売の対象となる。販売開始は19年5月末だ。ビットコインの通貨単位は米ドルに固定されている。
ダカビン・クロッシングの開発業者であるリンゼン・プロパティ・グループはオーストラリアの起業家陣が主導しており、オーストラリア、南アフリカ、ドバイのテクノロジー産業や不動産開発で10年の営業実績がある。リンゼン・プロパティ・グループは、ビットコインや新登場したステーブルコインに、通貨としての将来性や決済手段としての可能性を見出している。
今回新しい決済手段としてビットコインを採用したのは、顧客に便宜を図るリンゼン・プロパティ・グループの営業努力の一環だ。リンゼンが新しいテクノロジーを導入したことで、世界各国の顧客がオーストラリアの不動産を購入できるようになった。またそうした不動産投資が生み出す利益を、世界各国の顧客が享受できるようになった。リンゼン・プロパティ・グループは今回、オーストラリアを拠点とする世界的規模の開発業者として初めて、物件をビットコインで販売する栄誉に与った。
ダカビン・クロッシングにはスイミングプール、バーベキュー場、ショッピングセンターが設置される予定で、そのほか、ウォーキング用のトラックが併設された住民専用公園も建設される。
ダカビン・クロッシングの住宅の購入方法
支払いはビットペイ経由で行われる。ビットペイは業界で主導的地位にあるビットコイン決済プラットフォームのひとつだ。ビットペイは現在、マイクロソフトやヴァージンギャラクティックといった企業に決済ゲートウェイを提供している。
ビットコインユーザーは、購入するならば即時の決断が求められる。住宅は短期間の内に完売することが予想される。
ダカビン・クロッシングの開発計画と、住宅の購入方法についての詳細は、www.dakabincrossingcrypto.comにて確認できる。