世界有数のノンカストディ仮想通貨ウォレットであるBitKeep(シンガポール)は、仮想通貨のデリバティブとコピートレードのトッププラットフォームであるBitgetからの3000万ドルの資金調達を受け、新しい2023年のロードマップを発表しました。ロードマップでは、マルチチェーンウォレットによるブランドの刷新、経営チームの再編、全体的なセキュリティシステムの強化などの計画が明らかにされています。

1週間前、BitgetはBitKeepへの3000万ドルの出資を発表し、同ウォレットの支配ステークホルダーとなりました。この出資は、取引所のサービス範囲を拡大するだけでなく、BitKeepのグローバル展開とセキュリティのアップグレードを支援する意味も含んでいます。

BitKeepは、Bitgetエコシステムの一部として、より統一されたビジュアルを提供することを目的としたリブランディングを開始しました。この一環として、ウォレット名がBitgetウォレットに改名され、今後数週間のうちにロゴ、アプリ、Webサイトが更新され、スタイルが変更される予定です。

BitKeepは、Bitgetチームのセキュリティ専門知識を活用し、リリース前のレビュープロセスの厳格化、Certikなどのセキュリティ監査機関との提携、MD5認証の搭載、KeyStoneなどのハードウェアウォレットプロバイダーのサポートなど、セキュリティインフラを進化させる複数の施策を発表しています。さらに、今回の統合により、今後、潜在的なセキュリティ脅威が発生した場合は、BitKeepのユーザーは3億ドルのBitgetユーザー保護基金によって保護されることになります。また、BitKeepは、昨年12月のセキュリティインシデントの影響を受けたすべての対象ユーザーに対して、完全に補償を行ったと宣言しています。

また、ロードマップには、よりプロダクトに特化したチームを構築していく計画も見受けられます。経営陣に関しては、BitKeepの共同創業者の一人であるKevin Comoが同社のCEOを退任し、BitKeepの現最高製品責任者(Chief Product Officer - CPO)であるKarry Cheungが新CEOに昇格する予定です。Bitgetの人材がBitKeepの研究開発およびセキュリティチームに加わり、ノンカストディウォレットのサービス安定性とセキュリティを向上させるべく努めていきます。出資後、BitKeepは運営面でも構造面でも独立した事業体として機能し続けることになります。

BitKeepは、2023年以降も製品の充実を図り、MPC(Multi-Party Computation - マルチパーティ計算)やAA(Account Abstruction - アカウント抽象化)の領域への参入も検討しています。また、Web3 DID(分散型アイデンティティ)関連の機能も開発中で、ZK-Rollupのエコシステムをサポートし、Web3の最前線を探求するユーザーに必要なものすべてにシームレスにアクセスできる環境を提供する予定です。

BitKeepのCOO(Chief Operating Officer - 最高執行責任者)であるMoka Hanは、

「私たちは、ストレージ、スワップ、NFTマーケットプレイスなど、幅広いサービスを提供する信頼できる仮想通貨ウォレットとしての地位を確立することに成功しました。Bitgetのエコシステムに参加したことで、世界市場での競争により強固な自信が生まれています。それは、より質の高いサービスや機能が導入されるにつれてより高いレベルに達するでしょう。すべては、Web3業界への究極のポータルとして機能することの意味を再定義するという我々の努力の結果です。」

とコメントしています。

また、BitgetのマネージングディレクターであるGracy Chenは、

「仮想通貨コミュニティでは、デジタル資産をより安全に保管する方法や、Web3の世界に飛び込むためのより使いやすいアプローチへの需要が急増しており、Bitgetはよりスマートなソリューションを積極的に探求しています。私たちはBitKeepチームと協力して、最も使用されているDeFi機能、スワップ、NFTマーケットプレイス、dAppsなどをBitgetエコシステムの数百万のユーザーに提供し、次の世代の人々が仮想通貨を受け入れていくのを鼓舞しています。」

とコメントしています。

BitKeep Walletは、2018年に設立され、ユーザーがデジタル資産を管理するための安全かつ信頼性の高い便利な方法を分散型で構築していくことに重点を置いてきました。その中で、BitKeep Walletのバックエンドチームは、急速に進化するWeb3業界の中で、ユーザーの多様なニーズに対応することの重要性が高まってきていることを認識しました。この認識から、チームは分散型ウォレットソリューションとしてだけでなく、提供するサービスの範囲を改善し、ダイナミックなユーザーの要求に対応するための新しい方法を模索することとなりました。

BitKeepについて

BitKeepは、NFTマーケットプレイス、ウォレット機能、スワップ機能、DAppエクスプローラー、ローンチパッドなどの包括的なサービスをオールインワンソリューションとして提供する仮想通貨の分散型マルチチェーンデジタルウォレットです。北米、欧州、アジアなどの168カ国・800万人以上のユーザーに安全な資産管理・取引サービスを提供しており、Google PlayではMetamaskを抜いて世界トップクラスの評価を得ています。BitKeepは現在、Bitcoin、Ethereum、Polygon、BNB Smart Chain、Fantom、Solanaをはじめとする90チェーンで25万種類以上の仮想通貨をサポートしています。

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Bitgetについて

Bitgetは、2018年に設立された、先物取引とコピートレードサービスを主な特徴とする世界有数の仮想通貨取引所です。100以上の国と地域で800万人以上のユーザーにサービスを提供しています。安全なワンストップ取引ソリューションを提供し、スマートなユーザー体験をもたらしています。また、アルゼンチンの伝説的なサッカー選手であるリオネル・メッシ選手、イタリアを代表するサッカーチームであるユベントス、eスポーツの公式イベント主催者であるPGLなど、信頼できるパートナーとのコラボレーションを通じて、仮想通貨の普及を促しています。Coingeckoによると、Bitgetは現在、仮想通貨先物取引プラットフォームにおいてトップ5、現物取引プラットフォームにおいてトップ10にランクインしています。
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