仮想通貨市場が成熟するにつれ、かつてはニッチだった分野に関心が集まっている。その1つが「プレセール」だ。本稿では、2023年に予定されている仮想通貨「プレセール」のうち、注目度が最も高い5つについて紹介しよう。プロジェクトの概要と注目度が高い理由についても解説する。

以下は、今年注目すべき仮想通貨プレセールのうち、堂々のトップ5である。

  1. AiDoge (AI) — 新型AI搭載のミームコイン。トークン化された収益プロトコルを持つ。600万ドル超をすでに調達。
  2. yPredict (YPRED) — AI搭載の総合的な仮想通貨分析ツール。約100万ドルを調達済。
  3. Ecoterra (ECOTERRA) — 環境にやさしい仮想通貨プロジェクト。リサイクル活動を促進。350万ドルを調達済。
  4. Ecoterra (ECOTERRA) — 環境にやさしい仮想通貨プロジェクト。リサイクル活動を促進。350万ドルを調達済。
  5. Launchpad XYZ (LPX) — NFT DEXや分散資産市場をはじめとする、Web3に特化したエコシステム。30万ドルを調達済。

1. AiDoge (AI) -トークン化された収益プロトコルを持つ新型AI搭載のミームコイン

AiDogeはAI搭載のミームプラットフォームである。独自のミームジェネレータは、仮想通貨界隈に多くのファンを持つ。

本ジェネレータはChatGPTやGoogle Bardと同じく、最新鋭のAIアルゴリズムにより、テキストベースのプロンプトからカスタムミームを作成することができる。

Source: AiDoge

出所: AiDoge

この最先端の機能をかげから支えているのが、AiDogeの『AI』トークン(ERC-20ベース)だ。プロジェクトのホワイトペーパーによると、AIはミーム生成に必要なクレジットの購入、コミュニティガバナンスへの投票、ステーキングに使用できる。

AiDogeには、多くのミーム愛好家がつどい、愉快なミームを作成して「掲示板」に投稿しあっている。収益プロトコルにより、投稿者には自動的にAIトークンが付与される。コミュニティのメンバーは、この掲示板上のミームに対して「いいね!」(または反対票)を投じることができ、みごと上位にランクインした投稿者には月次でAIトークンが付与される仕組みだ。

AiDogeのプレセールは4月26日に開始され、すでに600万ドル以上の資金を集めた。購入を希望する投資家は、全20ステージにわたるプレセール期間中、予定上場価格(0.0000336ドル)よりも割安な価格でAIトークンを購入することができる。

ただし、各プレセールのステージでは250億AIしか用意されていない。各ステージの予定数がなくなると、次ステージに移行し、トークン価格は段階的に上昇するので注意が必要だ。

2. yPredict (YPRED)  -  AI搭載の総合的な仮想通貨分析ツール

yPredictも要チェックなプレセールだ。yPredictは人工知能の力を借りることで、豊富な機能を持つテクニカル分析ツールを提供する、ブロックチェーンベースのプラットフォームである。

プラットフォームには、センチメント分析、高度なテクニカルインジケーター、自動パターン認識、価格予測モデルなどが含まれる。yPredictには、マーケットプレイスへの参加が可能な、エキスパート向けAIが搭載されたトレードモデルも搭載されている。

Source: yPredict

出所: yPredict

yPredictのホワイトペーパーによると、プラットフォームのネイティブトークンYPREDには以下の3つの用途がある。①モデル使用料の支払い、②ステーキング、③yPredictアナリティクスプラットフォームへのアクセス権

yPredictのチームは、経験豊富なAI開発者と仮想通貨トレーダーからなる。最終的な目標として、通常は機関投資家に限定的に提供されている高度な分析ツールを大衆化することを目指している。

YPredictは全8ステージのプレセールのうち、現在第4ステージが進行中で、100万ドルにせまる勢いで資金調達が進められている。

3. Ecoterra (ECOTERRA) -   リサイクル活動を促進する環境にやさしい仮想通貨プロジェクト

Ecoterraはイーサリアムベースの仮想通貨プロジェクトで、リサイクルを奨励し、気候変動と闘うことを目的としている。ユーザーがエコフレンドリーな行動を取るたびに報酬を与えるというプロジェクトの主な機能は、Recycle2Earnアプリに集約的に詰め込まれている。当該アプリでは、ユーザーがガラス、プラスチック、ダンボールなどの素材をリサイクルするたびにECOTERRAトークンが付与される。

アプリのユーザーは、古着を指定の小売店に寄付したり、自宅で再生可能エネルギー源を使用したりすることで、ECOTERRAをもらうこともできる。なお、Ecoterraのホワイトペーパーによると、ユーザーはこれらのECOTERRAトークンを使って、Ecoterraのマーケットプレイスを通じてカーボンオフセットを購入することで、自分の二酸化炭素排出料を実質的に相殺することもできる。

Source: Ecoterra

出所: Ecoterra

これらの機能に加えて、Ecoterraにはリサイクル素材のマーケットプレイスがあり、企業が簡単にリサイクル素材を購入できるようになっている。また、インパクトプロフィールという機能を使えば、個人の環境負荷を公開表示してアピールすることもできる。

Ecoterraのプレセールは、これまでに350万ドル以上を調達し、全9ステージのうち、現在第6ステージが進行中である。

4. DeeLance (DLANCE) -  独自のブロックチェーンを持ち、安価な手数料を強みとするフリーランス用プラットフォーム

DeeLanceは、UpworkやFiverrのような中央集権型のフリーランス用プラットフォームに代わる、Web3のフリーランス用プラットフォームである。画期的なサービスを率いて、世界進出を目指す。

DeeLanceプラットフォームを使用することで、クライアントとフリーランサーは直接つながることができる。支払いはDLANCEトークンを使用して行われる。また、フリーランサーはDeeLanceのカスタムビルトのマーケットプレイスを通じて、自分の仕事や作品をNFT形式で提供することもできる。

Source: DeeLance

出所: DeeLance

DeeLanceは、業界の主要な競合よりも安い手数料を設定することで、高コストパフォーマンスな代替手段として認識されている。クライアントからは支払総額の2%、フリーランサーからは支払総額の10%の手数料が徴収される。

プレセール開始以来、すでに80万ドル以上の資金を集めた。

5. Launchpad XYZ (LPX) - NFT DEXや分散資産市場をはじめとするWeb3に特化したエコシステム

最後に紹介するLaunchpad XYZは、仮想通貨やNFTなどの新興デジタル資産市場を大衆的に広めることを目的としたWeb3プラットフォームである。

その理想の実現のために、Launchpad XYZのチームは、Web3環境への参加ツールが実装された包括的なエコシステムを開発した。同システムには、NFT DEX、メタバース体験ライブラリ、仮想通貨プレセールマーケットプレイス、Play-to-Earnゲームハブ等が含まれる。

Source: Launchpad XYZ

出所: Launchpad XYZ

Launchpad XYZには分散資産マーケットプレイスも実装されており、投資家はアート作品、自動車、不動産などの現実世界の資産を購入することができる。LPXトークンのプレセールではすでに30万ドル超が調達された。

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