南アフリカ国営電力会社のエスコムは、9日に大規模な計画停電の実施を発表。複数の鉱山会社が採掘活動を一時中止するなど、今回の大規模停電の影響は大きく、10-12月期のGDP(国内総生産)が悪化するという見方もでている。

しかし、米中貿易協議の「第一段階」の合意や、イギリス総選挙で保守党が過半数を獲得したことから、リスクオンの動きとなり、南アフリカランド円は13日に7.6331まで上昇した。今週は主だった経済市場の発表はなく、停電や米中間の通商協議の動向が相場の方向性を決めることになりそうだ。

南アフリカランド円のテクニカル分析と相場見通し

今日の南アフリカランド円予想レンジ 7.45~7.6円

12日に、上値抵抗線となっていた200日移動平均線を一気に上抜いたので、チャートでは強い形。ただ、上昇ピッチが早かったので、13日の高値(7.63)を上回るのは難しいだろう。下値は200日移動平均線(7.45)で考えている。