Bored Ape Yacht Club(BAYC)の制作者であるユガ・ラボの新事業「Othersideメタバース」上のデジタル土地証書を表すノンファンジブルトークン(NFT)「Otherdeed」発行をめぐり、ツイッター上などでユーザーがユガ・ラボの対応に不満を募らせている。多くのコミュニティメンバーは、このOtherdeed発行をめぐるイベントを非難しているようだ。

TwitterユーザーのRandomGuyonct氏は、Otherdeed発行のためにユガ・ラボが独自のブロックチェーンを立ち上げることを宣伝するために、NFT発行は話題作りとして「失敗するように計画された」という推測がコミュニティの間であると指摘した。

Otherdeeds NFTのローンチはコミュニティから大きな支持を集め、投下後すぐにほぼ完売した。その需要の高さからイーサリアムのガス代(手数料)は急上昇し、ユーザーは2.6〜5ETHを支払って取引しなければならなかった。

さらに、TwitterユーザーのMark Beylin氏はユガ・ラボについて「本性を現した」と非難し、Ape関連のNFT投資からすべて撤退したと述べた。Beylin氏は、ユガ・ラボの背後にいる人々が「悪人」であると仮定するよう、他の人々に警告した。

取引を完了できなかったユーザーの中には、その過程でETHを失ったと主張する人もいる。しかし、ユガ・ラボは失敗した取引から失われたガス代を返金すると約束している。

TwitterユーザーのCryptoFinally氏も、ユガ・ラボがBored Ape Yacht Club(BAYC)メンバーに、メンバーでない人よりも良いランド(土地)を与えたと主張。「関与しようとする非BAYCメンバーは、はるかにクソな土地に支払い、BAYCメンバーは価値のある土地を得ている」と主張した。

Otherdeed NFTの下落により、イーサリアムのバーン・レートも過去最高を更新した。グラスノードとデータ・オールウェイズのデータによると、NFT発行当日に7万ETH近くが燃やされたことが明らかになった。