27日の仮想通貨市場ではXRPが急騰している。過去24時間で10%以上の伸びを見せ、0.178ドル付近を推移している。
一方のビットコインは、6800ドル台まで回復し、7000ドル台に再びアタックしようとしているようだ。ドミナンス(市場占有率)も66%と上昇基調にある。
こうしたドミナンスの上昇を受けて、時価総額3位のXRPにはテクニカル的に警告が起きている。
(出典:Coin360 3月27日午前10時10分)
サポート破れば40%の急落も?
27日午前に起きたXRPの上昇にも関わらず、依然ビットコインに対するXRP価格は下落傾向にあり、重要なサポートラインがテストされている。サポートは0.00002350〜0.00002400サトシだ。このレベルを割ると、テクニカル的に40%の低下が予想される。
(出典:Tradingview「XRP/BTC 1週間」)
2019年にはこの0.00002350〜0.00002400サトシの価格帯に当たったあと、反発したが、0.000036〜0.0000375サトシのレジスタンスを破れないでいる。
サポートを何度も割ろうとすればするほど、近くそのサポートラインを割ることに繋がる。
現在は昼前のXRP反発によって、0.00002590サトシにある。XRPが強気となるための重要局面だ。今後、このまま上昇し、0.00003365サトシを超えたときにようやく強気になると言えるだろう。しかし、再び下落し、サポートラインを割れば、0.00001500サトシまでの下落も考えられる。
米ドルでも下落基調
今後、XRPが強気となるためには対米ドルでの価格も重要だ。まずは0.20ドルを取り戻すことが必要となる。
(出典:Tradingview「XRP/USD 1日」)
対米ドルでのXRPのサポートラインは0.145ドル。現在は0.177ドル付近まで上昇しているが、0.182ドルと0.20ドルのレジスタンスは破れていない。0.20ドルを破った後、ここをサポートとし、0.30〜0.33ドルに向かう上昇が見られれば、強気とみることもできる。
これは2014年から2016年にかけてのXRPの動きと似ている。当時はXRPは強気の動きを示していたが、その後1年間は横ばいが続いた。XRPが今後数ヶ月の間に0.32ドルに達するためには同様に横ばいの期間が予想される。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン