XRP(XRP)は過去30日
間で約35%の下落を記録し、米国のトランプ大統領による関税戦争が市場に影響を与え続けている。「3.4ドルを突破できれば、転換点に」
仮想通貨市場アナリストのエグラグ・クリプト氏は、XRPが日足チャートの主要なサポートゾーン上で取引されていると指摘している。
同氏によると、XRP価格は2024年12月以降、2ドルをわずかに下回るサポートレベル(以下の図の青いゾーン)に4〜5回接触しており、「そのたびに強気派が買い支えてきた」という。
「これは強気のシグナルであり、この重要な領域に買い注文が積み上がっていることを示している」
また、同氏は、資産価格がサポートレベルを複数回テストする場合、「最終的なブレイクアウトの可能性が高まる」と主張している。
エグラグ・クリプト氏が注目すべき上値のターゲットとして挙げた水準は、2.2ドル、2.6ドル、2.8ドル、そして最終的には3.1ドルである。
「最終的に、3.4ドルを超えて安定すれば、大きな市場の転換点となる!」
Source: Egrag Crypto
ただし、2.2ドルのサポートが維持されなかった場合、下落リスクがある点にも注意が必要だとエグラグ・クリプト氏は警告している。
また、同氏は「21日間指数平滑移動平均線(EMA)が100日間単純移動平均線(SMA)とデッドクロスを形成した」と述べており、これがXRPに下向きの圧力を加える可能性があると指摘している。
同様の見解は、匿名アナリストのダーク・ディフェンダー氏も共有しており、XRPの主要なサポートレベルは1.88ドルから1.91ドルの間にあると述べている。
同氏は、XRP価格がこの水準から反発し、短期的には3ドルに向かうと予測している。
「予想される第一波は3ドルに向かい、その後、第3波から第5波では5ドルから8ドルの間を目指すことになる」
Source: Dark Defender
売り圧力の減少がXRPの上昇を後押し
トレーディングビューのデータによると、過去1カ月間のXRPの価格下落により、相対力指数(RSI)が短期および長期の時間軸で30を下回り、「売られすぎ」の状態を示している。
コイングラスのRSIヒートマップでは、XRPのRSIが4時間足で29、12時間足で28.7、日足で29.8となっている。
XRP/USD 4時間チャート Source: Cointelegraph/TradingView
RSIが売られすぎの領域にあることは、資産が過小評価されており、売り手の勢いが弱まっていることを示唆している。そのため、トレーダーはこの水準を買いのシグナルと見なし、押し目買いを行う可能性がある。これにより、価格が横ばいで推移するか、反発する可能性が高まる。
XRPの場合、4時間足チャートでは価格が上昇し、高値と安値を切り上げている。
短期的な上値目標は2.2ドル付近だが、この水準をサポートに転換できるかが、今後の強気派にとって重要なポイントとなる。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。