ライトコイン(LTC)は6月1日、ネットワークが力強く成長していることに市場の注目が集まったことから、最もパフォーマンスの良い仮想通貨の一つとして台頭した。LTC価格は3%上昇し、一時95ドル付近まで上昇した。これに対し、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、それぞれ2.25%と1.75%下落し、珍しく相関関係が崩れている。

5月にライトコインのユニークアドレスが急増し、過去最高を更新
ライトコイン市場の最近の上昇は、ブロックチェーン分析プラットフォームIntoTheBlockの好意的なツイートが伝えられた2日後に現れた。ツイートでは、ライトコインの非ゼロアドレスの強力な成長を強調。4月初めの約709万から5月22日には850万近くに達している。

この成長は、既存のライトコイン保有者が新たに作成されたウォレットにコインを分散させたことが原因かもしれない。さらに、新しいライトコインユーザーの到来によるものとも考えられ、LTCトークンの購入需要が増加していることを示唆している。
一方、5月にはライトコインのユニークアドレスの総数が18466万から19684万に増加し、過去最高の月次上昇を記録した。

ライトコインのネットワーク活動の増加は、非代替可能トークン(NFT)セクターへの参入と、LTC-20と呼ばれる新しいトークン標準との関連がある。さらに、8月のライトコインの半減期を前にした上昇期待も、LTCアドレス数の増加を後押ししている可能性がある。
100ドルに達するか?
ライトコイン価格は短期的な抵抗帯である93ドルから96ドル付近に近づいている。これは、4月以降の上昇試みを抑えてきたレジスタンスだ。

93ドルから96ドルの範囲を上回る決定的な動きは、次の上昇目標として100ドルを見据えることができる。逆に、その範囲からの下落は、ライト’コインの短期的な上昇トレンドラインのサポート、および50日指数移動平均(赤い波)である89ドル付近に向かって下落することを意味するかもしれない。
長期的に見ると、ライトコインは250ドルへ向けて上昇すると思われる。これは、古典的な強気の反転形成によるもので、もう一つは、以下のチャートで見られるパターンのように、半減期を迎えることによる高揚感のためだ。

仮想通貨アナリストである「ドクター・プロフィット」氏は、LTC価格が半減期のFOMOで上昇すると予想しているが、150ドルまでであるという。彼は次のように述べている。
「私の計画は、半減期の1ヶ月前である6月中旬に売却することだ」