ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いいたします。市場データはHitBTCから提供されています。
ヴィチェーン(VEN)は時価総額で15番目に位置するトークンだ。最近の安値からのスマートな回復したのは、ファンダメンタルに影響するニュースが背景にある。6月末にVeChain Thorブロックチェーンのマインネット立ち上げが予定されており、市場参加者が沸き上がっている。
さて、価格はさらに上昇するだろうか。チャートを見てみよう。
週間チャート
VENは、昨年11月中旬から12月中旬までは厳しいレンジにあった。12月末には上昇基調に転じ、11月30日の0.00002184から、今年1月22日には0.00081678まで上昇した。2か月間で3639%のリターンだ。
その後の調整局面で、61.8%のフィボナッチ・リトレースメントレベルの0.00032752近くまで下落した。3月30日の0.00031748が底値となった。
下降トレンドから抜け出した後、ヴィチェーンは0.00062102まで達したが、いくつかのレジスタンスに直面しているようだ。ここを抜け出せば、さらなる上昇の可能性も出てくるだろう。
デイリーチャート
デイリーチャートでは、VEN/BTCペアは逆三尊型のパターンを抜け出した。0.00063がミニマムターゲットとなる。0.00062102のレジスタンスに接近しており、一時的な下落や足踏み状態が予想される。
下降トレンドについては、0.00047がサポートとなるだろう。ここを下回れば逆三尊のネックラインがサポートになる。
VEN/BTCをトレードするには?
すでにVENを持っているトレーダーは、ポジションを維持すべきだろう。0.00062までの上昇する可能性があるからだ。このポイントでレジスタンスによるディップや足踏み状態になる可能性は高い。従って、トレーダーはポジションのごく一部を利益確定し、より安値で買い戻すこともできるだろう。長期のホルダーは、ポジションの出し入れをする代わりにストップロスを高めに設定することも選択肢だ。 0.00062102を上抜ければ、最高値に向かくより大きな上昇も期待できるためだ。
またVENを購入していないトレーダーは、20日間EMAまで下落するのを待った上で購入すべきだろう。ストップロスは50日間SMA下の0.0004に設定すべきだろう。強気のパターンの失敗は、ネガティブなサインとなるだろう。 0.0004を下回れば、0.00032まで下落する可能性もある。
もし20日EMAまで下落しなければ、トレーダーはレジスタンスに直面した際の足踏み状態や調整局面を待ってから、ブレークアウトを購入することができる。ブレイクアウトは上昇トレンドの再開を確認し、最高値へのラリーにつながる可能性が高い。強気筋が最高値を更新できれば、0.00111242までの上昇もあり得る。しかし、ほとんどの仮想通貨はゲインを素早く諦める傾向があるので、トレーダーは利益を確定するために高めのストップロスを設定しておくべきだろう。