オーストリア仮想通貨取引プラットフォームのビットパンダは7日、断片化したブロックチェーントークン市場をまとめる、オープンソースのプラットフォーム開発に着手したと明らかにした。ビットパンダによると、世界で初めての試みとなる。ドイツ版コインテレグラフが7日に伝えた

 プラットフォーム名はパントス(Pantos)。異なるブロックチェーン間のトークン転送をリアルタイムで実現する。トレーダーは、トークンの裁定取引が単一プラットフォーム上で可能となる。

 開発はウィーン工科大学と未来仮想通貨経済研究所(RIAT)の研究員と提携して行う。イニシャル・コイン・オファリング(ICO)を利用して資金を集める計画だ。新たなトークンのパン(PAN)を発行する。ICOの上限額は1500BTC(約157億円)。調達した資金は将来的にオープンソースライセンスで自由に使うことのできる技術を開発するために使う。

 パントスは当初、イーサリアム(ETH)プラットフォーム上に開設される。ビットコインやライトコイン、リスク、コモド、ウェーブなどの仮想通貨もすぐに取り扱う予定だ。