米議会は、米先物取引委員会(CFTC)に対してデジタル資産に関する新しい権限を付与する法案を審議中だ。この法案が成立すれば、CFTCが暗号資産やそのデリバティブ取引に関して、取引データ収集などができるようになる。

米下院議会に提出された法案「2019 CFTC Reauthorization Act」において、仮想通貨デリバティブに対するCFTCの権限を付与する。新しい法案の提案者であるショーン・パトリック・マロニー下院議員(民主党)がこのほど発表した

同議員は「仮想通貨の規制監督のギャップを埋め、商品市場の混乱または市場操作を回避する」と、今回の法案の狙いを説明する。

「議会が仮想通貨について詳しくなり、デジタル通貨を規制するための統合的アプローチを作成するときがきた。この規定は、デリバティブ市場における暗号資産の規制のギャップを埋め、不正な市場操作と戦い、不正行為を検出するための私たちの取り組みにおける重要な一歩だ」

この法案は既に下院農業委員会によって可決された。コインデスクによれば、米下院の本会議で採決される予定だ。