国連は、気候変動に対する行動を促すための取り組みとして、ブロックチェーンプラットフォームのユニーク・ネットワークを、ノンファンジブル・トークン(NFT)イニシアチブの運営者に選んだ。

3日の発表によると、ユニーク・ネットワークは「国連人間居住計画(Human Settlement Programme)」と「地球規模課題に対する革新的アプローチの促進のための国際組織(International Association for the Advancement of Innovative Approaches to Global Challenges)」の主要な技術パートナーとなり、若いアーティストの作品をNFTとして発行する。このプログラムは、「気候変動対策のためのデジタルアート(Digital Art for Climate Action Empowerment:DigitalArt4Climate)」と呼ばれ、環境問題の解決に向けて人々を鼓舞するような作品を制作することを目的としている。

「国連は、NFTの技術を、気候変動対策に関するメッセージを増幅させることができる、創造的な表現のための新しいメディアとして認識している。国連は、この革新的なアートフォームを、作品の増幅と収益化に役立つ技術の恩恵を受ける次世代のクリエイターに提供したいと考えている」

クサマ(Kusama)とポルカドット(Polkadot)のエコシステムにおけるパラチェーン・プロジェクトであるユニーク・ネットワークは、このイニシアチブのためにNFTマーケットプレイスを作成する。国連プログラムによると、DigitalArt4Climateの作品を紹介するデジタルアートギャラリーとマーケットプレイスを作成するために、先月、開発者がバーチャルハッカソンに参加した。このプロジェクトは、8月12日から開始する。