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Jesse Coghlan
執筆者:Jesse Coghlanスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

英広告規制当局がコインベースの広告を禁止 仮想通貨のリスクを軽視と判断

英広告規制当局がコインベースの広告を禁止 仮想通貨のリスクを軽視と判断
ニュース

英国の広告規制当局が、仮想通貨の投資リスクを軽視しているとして、コインベースの一連の広告を禁止したと報じられた。これらの広告は、生活費高騰の不安に対する解決策として仮想通貨取引所を示す形になっていた。

ガーディアンの報道によれば、英広告基準局(ASA)は、風刺的なミュージカル調の動画1本とポスター3点から成るコインベースの広告について、「無責任」であり、「仮想通貨のリスクを矮小化している」と判断した。

ASAは、「深刻な金融上の懸念をユーモアで扱い、『変化』を促す合図と組み合わせることで、複雑で高リスクな金融商品を、そうした懸念への容易または自明な対応策として示してしまう恐れがある」と述べた。

コインベースは7月にこの動画広告を公開したが、テレビ広告の審査を行うクリアキャストは、十分な根拠がないまま仮想通貨を「経済的課題への潜在的な解決策」として描いているとして、放映を認めなかった。テレグラフは8月にこの経緯を報じている

コインベース広告のスクリーンショット Source: YouTube

テレビ放映は禁じられたものの、ASAによると動画はオンラインで配信され、3点のポスターは「ロンドン地下鉄や鉄道駅などの人通りの多い場所」に掲示されていた。

ポスターには「住宅購入は手の届かない存在」、「卵はいまや予算オーバー」、「実質賃金は2008年で停滞」といった文言が並び、いずれもコインベースのロゴとともに「すべて問題ないなら、何も変えなくていい」というスローガンが添えられていた。

ASAは、これらの広告には仮想通貨のリスクに関する情報が一切含まれていなかったと指摘した。英金融行為規制機構(FCA)は、仮想通貨広告には「目立つリスク警告」を表示する必要があるとしている。

テレビ広告禁止後もCEOは擁護

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは8月、テレビ広告の禁止について、「そこに一定の真実が含まれているからこそだ」と主張し、広告を擁護した。

「システムをアップデートし、社会を改善する必要性を訴えることは、英国のいずれの政党に対する政治的主張でもない。従来の金融システムが多くの人にとって機能しておらず、仮想通貨がそれを改善する手段になり得るという主張だ」

さらに、「このメッセージを検閲しようとする攻撃は歓迎する。むしろ拡散を助けるだけだ」と付け加えた。

2分間の広告動画では、家が崩れ落ちる中で人々が「すべて順調、問題なし」と歌い踊る様子が描かれる。ごみ袋とネズミであふれた荒れた通りや、踊る清掃員の場面も挿入されている。

また、買い物客が食品価格の上昇を歌い、労働者が一斉に解雇される場面が続き、最後は通りにごみが降り注ぐ映像に「すべて問題ないなら、何も変えなくていい」という文字が重ねられ、コインベースのロゴで締めくくられる。

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