欧州連合(EU)の中でも最も仮想通貨に友好的な国の1つといわれていたエストニアだが、2020年には1000を超える仮想通貨企業がライセンスを取り消された。
現地メディアのPostimeesによると、エストニアの金融規制当局は今年、国内で事業を行っていた仮想通貨企業の約70%のライセンスを取り消した。マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策のため、残り30%の仮想通貨企業に対しても潜在的なリスクを考慮して「最新の注意」を払うと、政府委員会の幹部であるヴェイコ・タリ氏は述べている。
「新しいテクノロジーの開発を監視し、関連するマネーロンダリングのリスクを管理する必要がある」
報道によれば、現在エストニアでライセンスを維持している仮想通貨企業は400社になるという。
エストニアでは今年6月、2200億ドルのマネーロンダリングスキャンダルをきっかけに約500社の仮想通貨企業のライセンスを取り消している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン