金融サービスプロバイダーであるeToroとツイッターは最近、ソーシャルネットワークプラットフォームのユーザーが仮想通貨と株を取引できるようにするパートナーシップを発表した

この発展は、ツイッターの元CEOであるイーロン・マスク氏が「ツイッターを世界最大の金融機関にしたい」と発言したことを受けてのものだ。

コインテレグラフは、マイアミで開催されたビットコイン2023で、eToroの米国子会社Toro USのCEOであるルーレ・デミッシー氏にインタビューを行った。ソーシャルネットワークとソーシャルトレーディングプラットフォームの統合がデジタル金融の未来に何を意味するかを聞いた。

デミッシー氏は、世界最大のソーシャルネットワークプラットフォームの一つがソーシャルトレーディングプラットフォームと提携することは「理にかなっている」と語った。これで、ユーザーは金融ニュースや証券、ETFなどの資産に関する最新情報を入手した時に「実践し、参加し、取引する」ことを選択できる。

「共生とは、実際に話し、学び、実践し、投資するようなものだ」とデミッシー氏は言う。すでに、ツイッターの「キャッシュタグ」(リアルタイムの取引データを表示するためのツール)は、プラットフォーム上で5億回の検索ヒットを記録している。

eToro USのデミッシーCEOは、同社がクリプトエコシステムに対して「総合的な」アプローチを持っており、1つの資産クラスを他の資産クラスより優先することはないとも語った。彼女は、金融商品レベルでも資産クラスレベルでも多様化が重要であると強調した。

またデミッシー氏は、デジタル資産が私たちの生活に「取り入れられる」場合、その性質は「変革的」になる可能性があるとも言う。

「デジタル資産について興味深いのは、あなたが受益者でありながら、製品にもなるということだ。これは、正義と資本形成について考える際の非常に変革的な方法だ」とデミッシー氏は語る。

彼女はデジタル資産がより手に入りやすくなるにつれて、より良い自己規制の実践が必要になるとも指摘した。特に、彼女は「過去2年間の教訓」から学び、それらの教訓を「誤診しない」ようにするべきだとも述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン