トロンネットワークは、2023年第3四半期に過去最高となる5億7700万ドルの収益を記録し、ビットコインやイーサリアムなどの主要なブロックチェーンを四半期収益で上回った。

トロンスキャンのデータによれば、トロンは、第3四半期に5億7720万ドルの収益を上げ、そのうち74%がステーキングから、26%がバーンからのものであったという。トロン創設者のジャスティン・サン氏が10月2日にXに投稿した。

Tron posted $577 million in quarterly revenue for Q3. Source: Tronscan

トロンの記録的な四半期収益は、ネットワークのステーブルコイン活動の拡大と、最近のミームコイン市場への進出によるものだ。

トークンターミナルのデータによれば、トロンの総手数料と収益は、ビットコインやイーサリアムなどのより大きな競合ネットワークを上回った。ビットコインとイーサリアムは、それぞれ約5630万ドルと2億5600万ドルの四半期収益を記録した。

ブロックチェーンネットワークが収益を生み出す方法には大きな違いがあり、通常は手数料、収益、その他の技術的な手段の複雑な組み合わせによるものであるため、純粋な収益や手数料の比較がブロックチェーンの総収入を完全に反映するわけではないことに注意が必要だ。

DefiLlamaのデータによれば、トロンは現在、イーサリアムに次ぐ2番目に大きなステーブルコインのブロックチェーンであり、1720億ドルのステーブルコイン市場の約35%を占めている。

Source: DefiLlama

現在、トロンネットワークには620億ドル以上のステーブルコインが展開されている。トロンネットワークは、南米やアフリカの新興市場で人気があり、高インフレや国内通貨の懸念から、米ドルにペッグされた安定資産であるテザー(USDT)への需要が高い。

記事執筆時点で、テザーはトロンネットワーク上の全ステーブルコインの預金と活動の98.3%を占めている。

ジャスティン・サン氏のミームコインセクターへの進出も、ネットワークの収益を押し上げた。彼の名前を冠したミームコインデプロイヤー「サンポンプ」は一定の成功を収めた。

サンポンプは、ソラナベースのミームコインローンチパッド「pump.fun」を模したものであり、公開から11日以内に100万ドルの収益を上げ、8月9日のローンチ以来、合計540万ドルの収益を上げた。

Tron’s memecoin deployer SunPump has generated $5.4 million in revenue since launch. Dune Analytics

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