多くのトレーダーがビットコイン(BTC)価格が9月から続くパラボリック(放物線を描くような)上昇トレンドを割ったことを指摘している。テクニカルアナリストはビットコインが調整のために下落するのではないかと予想している。
ビットコインは上昇が継続する場合に、週足終値の後に回復することが多い、しかし、すぐに放物線の軌道に戻るか、さらに下落するかはわからない。
15500ドルが強気維持の鍵
9月以降、ビットコインは大きな調整が起きることなく、継続的に上昇している。通常、こうした強気トレンドの時には、歴史的に20%〜30%の下落を経験する。もし、ビットコインが放物線の軌道に戻れなければ、大規模な調整になるだろう。
偽名トレーダーのAltcoin Psychoが提示したビットコインの12時間足チャートによると、ビットコインは現在、9月からの放物線を割っていることがわかる。
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著名テクニカルアナリストであるジョン・ボリンジャー氏は、ビットコインは大きな下落か調整が起きる可能性を指摘。ビットコインは現在、ボリンジャーバンドの天井部分で推移しているために買われ過ぎの状態にあるという。
しかし、短期的には異なるテクニカル構造でビットコインがより強い上昇を見せるかもしれない。
著名仮想通貨トレーダーのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は当面は15500ドルが鍵になると述べている。
同氏によると、ビットコインがこのレベルを下回れば、大規模な調整につながると指摘。次のように述べた。
「市場は岐路に立っている。15,500ドルを下回れば、BTCが13,000ドル以下に調整される可能性がある。」
週足チャートでは、2つの重要な短期移動平均線(MA)が13,967ドルと12,390ドルにある。以前の強気サイクルでは、週足チャートがMAの下値をテストしたことがあった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン