ソラナ(SOL)ネットワークで新たにローンチされたカエルをテーマにしたミームコインを購入したトレーダーが、価格が急騰する前日にトークンを売却したため、8000ドルを100万ドルに変えるチャンスを逃した。
3月14日、ブロックチェーン分析会社ルックオンチェーンは、ウォレットアドレス「shatter.sol」を持つトレーダーが、新たなソラナミームコイン「ブック・オブ・ミーム(BOME)」に50SOLを投資した注目すべきトレードを検出した。このトレーダーは約1億7000万トークンを購入し、価格が上昇した後に13万1000ドルで売却した。

多くの人はこの取引を優れたものと考えるかもしれないが、トークンの価格はさらに急騰した。
コイン情報サイトのコインゲッコーのデータによると、BOMEは3月14日の初値0.00005848ドルから、3月15日には0.005833ドルの高値まで上昇した。
これにより、トークンの時価総額は3億2000万ドルを超え、トレーダーが売却を1日待っていたら、1億7000万トークンの価値は約99万3000ドルになっていたことを意味する。

このミームコイン取引について、仮想通貨ウォッチャーの間で意見が分かれた。あるXユーザーは、トレーダーが「巨額の富を失った」と考えたが、別のユーザーは「利益は利益だ」と述べた。
このトレーダーは巨額の利益を逃したかもしれないが、他の人々はより幸運だったようだ。仮想通貨インフルエンサー、モアタズ・エルサイド氏は、あるウォレットアドレスが420.69SOL(8万ドル相当)をわずか48時間で570万ドルに変えたと指摘している。この金額は匿名のトレーダー、サンデー・ファンデー氏が行った投資と一致している。
ブック・オブ・ミームプロジェクトは、匿名のアートプロデューサー、ダークファームズ氏によって立ち上げられた。同氏は、この実験的なプロジェクトに多くの人が参加するとは予想していなかったとのべている。
2023年11月、ソラナエコシステムに新たな関心の波が押し寄せ、トークン価格は80%上昇した。これに続いてソラナミームコインの熱狂が起こり、ボンク、ドッグウィフハット、シリードラゴンなどのトークンが大きな利益を示した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン