米ファンドストラット社のトム・リー代表は、ビットコイン反発の本当のサインは市場占有率の回復にあると述べた。CNBCが7日伝えた

 過去2週間、ビットコインは7000ドル付近で取引されており低迷しているが、ファンドストラット社のトム・リー代表は、ビットコインはシェアを再び拡大していると指摘している。

 SECによるビットコインはコモディティという分類や、ETF承認の可能性は、投資家に対しマーケットが厳しい状況にある時にビットコインが最高の投資先だと思わせたという。

 「ビットコインはこのレベルを保てるのであれば、壊れてはいない。人は6000ドルまで再び下がり、二度と反発しないのを恐れていると思う」と発言。

 SECは6月、ビットコインはコモディティであると名言した。今月10日には、ニューヨーク証券取引所の親会社インターコンチネンタル取引所が、スターバックスやマイクロソフトと提携し、開かれ、規制されたデジタル資産のエコシステムを創設していくと発表した。

 ビットコインはこのニュースに対し大きく反応しなかったが、トムリー氏によると、本当の反発のサインは、シェアが再び拡大することという。

 2017年初旬、ビットコインのシェアは仮想通貨市場全体の80%を占めていた。1年後の1月までには、そのシェアは36%にまで下落。しかし、それ以降は再び上昇している。

 トムリー氏は、ビットコインのシェアは過去数週間で、今年最高の48%にまで上昇したと指摘した。

「ビットコインの市場占有拡大は、市場がかつてあった状態にまで戻ってきていることを示している」