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Brayden Lindrea
執筆者:Brayden Lindreaスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

トークン化コモディティ市場、6週間で53%拡大 金の歴史的上昇が追い風

トークン化コモディティ市場、6週間で53%拡大 金の歴史的上昇が追い風
ニュース

トークン化コモディティ市場は6週間足らずで53%拡大し、61億ドルを超えた。金のオンチェーン移行が進むに伴い、現実世界資産(RWA)トークン化市場の中で最も成長が速い分野となっている。

仮想通貨分析プラットフォームのトークン・ターミナルのデータによると、市場規模は年初時点で40億ドル強にとどまっていた。1月1日以降、約20億ドルが新たに積み上がった計算となる。

ト―クン化商品の時価総額の推移 Source: Token Terminal

データは、トークン化コモディティ市場が金関連商品に大きく依存していることを示している。

ステーブルコイン発行体テザーの金裏付けトークン、テザー・ゴールド(XAUT)が最大の押し上げ要因となった。時価総額は直近1カ月で51.6%増の36億ドルに拡大した。パクソス上場のパックス・ゴールド(PAXG)も同期間に33.2%増の23億ドルへ伸びた。

時価総額上位のトークン化商品 Source: Token Terminal

トークン化コモディティは前年比で360%増加した。2026年初からの伸びは、トークン化株式市場(42%増)やトークン化ファンド市場(3.6%増)を上回っている。

現在のトークン化コモディティ市場は、172億ドル規模のトークン化ファンド市場の約3分の1強に相当する。時価総額5.38億ドルのトークン化株式市場を大きく上回る規模だ。

テザーは木曜日、金のトークン化戦略を拡大する一環として、貴金属プラットフォームであるゴールド・ドットコムに1.5億ドルを出資した。トークン化金へのアクセス拡大が狙いだ。

テザーはXAUTをゴールド・ドットコムのプラットフォームに統合するとし、ステーブルコインUSDTで現物金を購入できる仕組みの導入も検討していると明らかにした。

ビットコインは7万ドル以下で停滞

トークン化金の拡大は、現物金価格が過去1年で80%超上昇し、1月29日に過去最高値の5600ドルを付けた局面と重なる。

今月初めには一時4700ドルまで調整したが、執筆時点では5050ドルまで回復している。

一方、ビットコイン(BTC)と仮想通貨市場は、10月10日に190億ドル規模の清算を伴う暴落が発生して以降、低迷している。

コインゲッコーのデータによると、ビットコインは10月上旬の高値12万6080ドルから金曜日に約6万ドルまで52.4%下落した。その後は6万9050ドルまで反発をみせた。

伝統的な安全資産が上昇する中でのビットコイン下落は、業界内でも議論を呼んでいる。ストライクのジャック・マラーズCEOは、ビットコインがハードマネー的特性を持ちながらも、依然としてソフトウェア株のように扱われている可能性を指摘した

仮想通貨運用会社グレースケールも、ビットコインの「デジタルゴールド」というナラティブが試練に直面していると指摘。最近の値動きは、伝統的な安全資産よりも高リスクのグロース資産に近い動きを示していると述べた。

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