ビットコイン(BTC)は木曜日、売り手の活動が再び強まり、価格は6万9000ドルを下回った。これは2024年11月6日以来の低水準となる。
アナリストは、市場の極度の恐怖心理、短期保有者のパニック売り、相対力指数(RSI)の動向を背景に、ビットコインが「全面的降伏(フル・キャピチュレーション)」の兆候を示し、底形成に向かっている可能性があると指摘している。
要点:
・短期保有者は24時間で約6万BTCを売却。
・「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は「極度の恐怖」を示し、底接近のシグナルとなり得る。
・RSIは「過去最大級の売られ過ぎ」水準を示し、売り手の疲弊を示唆。

短期保有者の降伏が深化
オンチェーン分析企業クリプトクオントのデータによると、保有期間155日未満の短期保有者(STH)が保有していた約6万BTC(現在価格で約42億ドル相当)が、過去24時間で損失確定の形で取引所に移動した。
これは年初来最大の取引所流入であり、売り圧力の増大要因となっている。
クリプトクオントのアナリスト、ダークフォスト氏はXへの投稿で次のように述べた。
「調整は極めて深刻で、長期保有者(LTH)から利益確定で移動しているBTCは存在しない。これは全面的な降伏だ」

損失確定コインの取引量を分析したグラスノードは、実現損失の7日単純移動平均が1日あたり12億6000万ドルを上回ったと指摘。
同社はこれが「恐怖心理の顕著な高まり」を反映しているとし、次のように説明した。
「歴史的に、実現損失の急増は売り手の疲弊が進む局面と重なり、限界的な売り圧力が弱まり始める転換点と一致することが多い」

またグラスノードは、キャピチュレーション指標が「過去2年間で2番目に大きいスパイク」を記録したと指摘。これは市場参加者のポジション再構築に伴うリスク削減とボラティリティ上昇局面と一致してきたと説明した。

「極度の恐怖」が底接近を示唆
仮想通貨市場全体のセンチメントを測る「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は木曜日、スコア12の「極度の恐怖」を記録した。
この水準が最後に観測されたのは7月22日で、その数カ月後、BTC価格は1万5500ドルで底打ちし、その後強気相場へ移行した。

データ分析では、同指数がこの極端水準に達したキャピチュレーション局面では短期的な弱さが続く一方、ほぼすべてのケースで反発が発生している。
アナリストのDavie Satoshi氏はXで次のように述べた。
「仮想通貨の恐怖&強欲指数は11の極度の恐怖水準にある。歴史的に見て、これは買い増しの好機となってきた」
センチメント分析プラットフォームのサンティメントも、投資家心理が「ビットコインに対して極端に弱気へ傾いた」と指摘。
「個人投資家が仮想通貨全体に不信感を示し続ける限り、短期的なリリーフラリーを正当化する強い論拠となる」と述べた。

RSIの極端な売られ過ぎが売り枯れ示唆
コイングラスのヒートマップによると、BTCのRSIは6つの時間軸のうち5つで売られ過ぎ圏に到達している。
12時間足で18、日足で20、4時間足で23を記録。週足と時間足でもそれぞれ30、31と、売られ過ぎまたはその近傍に位置する。

トレーディングビューのデータでは、週足RSIは29に低下。アナリストはこれを2022年弱気相場以来で最も売られ過ぎの水準と指摘する。
CryptoXLARGE氏はXで次のように述べた。
「ビットコインはFTX崩壊以来、最も売られ過ぎの状態にある。投資家のパニック売りを反映している」

さらにアナリストのHodlFM氏は、RSIが2022年の1万6000ドル近辺と同水準にあると指摘し、当時が「最後の大規模な降伏局面」だったと説明。
「単独でタイミングシグナルとはならないが、歴史的に見ればリスクリワードは買い手に有利な水準にある」と述べた。
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