仮想通貨・ビットコインのニュースサイト|コインテレグラフ ジャパン
Yashu Gola
執筆者:Yashu Golaスタッフライター
Fernando Quirós
校閲:Fernando Quirósスタッフ編集者

ビットコイン 10万7000ドルに向けて上昇できるか 長期保有者による売り圧力が後退

ビットコイン 10万7000ドルに向けて上昇できるか 長期保有者による売り圧力が後退
市場分析

ビットコイン(BTC)は、テクニカル指標とファンダメンタル要因がそろい、今後数日で10万ドルをサポートとして回復し、10万7000ドルに向けて上昇する可能性がある。

上昇トライアングルのブレイクとゴールデンクロスが追い風に

ビットコインは今週、数週間にわたって形成されていた上昇トライアングルを明確に上抜け、教科書的なブレイク後のリテスト局面に入った。

価格はパターン上限であった9万5000ドル付近を上抜けた後、いったん押し戻されたが、以前のレジスタンスをサポートとして再確認し、そこから反発した。この動きはダマシではなく、正当なブレイクアウトの値動きとされる。

この水準を維持できれば、ブレイク構造は崩れず、トライアングルの最大値幅を上抜け点に加算したテクニカル目標である10万7000ドルが、2月にかけて意識される。

Bitcoin Price, Bitcoin Analysis, Markets, BTC Markets, Market Analysis
BTC/USD daily chart. Source: TradingView

同時に、日足チャートでは20日間指数移動平均線と50日間指数移動平均線の強気クロスが接近している。前回、同様のゴールデンクロスが出現した際には、その後1カ月でビットコイン価格は約17%上昇しており、今回もシグナルが確定すればトレンド継続の根拠となる。

長期保有者の売り圧力が後退

今回のブレイクには、長期保有者からの売り圧力が弱まっている点も追い風となっている。

5年以上動いていなかった古参ビットコイン保有者によるUTXO消費データを見ると、直近の高値圏での分配ペースが明確に鈍化している。1月時点で、90日平均の消費量はサイクル初期に2300BTC近辺まで達していたが、その後は1000BTC付近まで低下しており、市場に放出されるコインが減っていることを示している。

STXO from OG Bitcoin holders (>5y). Source: CryptoQuant

スポットETF需要、流動性の拡大、機関投資家の参入によって、ラリー初期には過去の強気相場を上回る水準で利益確定売りが出ていたが、その流れは一巡したとみられる。

アナリストのダークフロスト氏は、「古参保有者の売りは明らかに減速しており、現在は分配よりも保有に傾いた流れが優勢だ」と指摘している

この古参保有者による売りの減少は、2024年12月以来最大となる取引所からの純流出とも一致しており、供給面の引き締まりを示唆している。

BTC net transfer volume from/to exchanges. Source: Glassnode

ビットコインと金の逆相関

マクロ面では、ビットコインと金の関係性も上昇シナリオを後押ししている。

過去、ビットコインと金の相関がマイナスに転じた局面では、約2カ月以内に平均56%の上昇が確認されてきた。例外は2021年5月のみで、中国のマイニング規制や強制的なデレバレッジといった外部ショックが要因だった。

BTC/USD weekly chart. Source: TradingView

2026年時点では、世界的な流動性の拡大と米連邦準備制度理事会(FRB)による量的引き締めの終了が重なり、当時よりも環境は良好とみられる。

ビットワイズのマット・ホーガン氏は、ビットコインの強気相場は歴史的に世界のM2供給量拡大と一致してきたと指摘し、現在進行中の金融緩和局面が2026年にビットコインを金以上に押し上げる可能性があると述べている。

こうした要因を踏まえると、ビットコインが10万ドルを再び下値支持に変え、107000ドルを目指す展開は現実味を帯びつつある。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

ビットコイン価格, Bitcoin Analysis, マーケット, BTCマーケット, Market analysis

本記事は、投資助言または投資に関する推奨を含むものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴うため、読者は意思決定を行う際にご自身で調査を行う必要があります。正確かつ迅速な情報提供に努めていますが、Cointelegraphは本記事に含まれる情報の正確性、完全性、または信頼性を保証するものではありません。本記事には、リスクや不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれる場合があります。これらの情報に依拠したことにより生じた損失または損害について、Cointelegraphは一切の責任を負いません。