ビットコインは3万5000ドルを突破し、驚異的な価格上昇を続けている。米ナスダック上場の仮想通貨企業ディジネックス(Diginex)のリチャード・バイワースCEOは、現在のビットコインの上昇は、半減期後の強気サイクルの始まりだと指摘している。

「ビットコインは、半減期後の強気サイクルを開始する過程にある」と、バイワース氏はコインテレグラフに語った。

「需要側では、大手銀行や投資家がインフレ拡大に対して安全な価値の保存手段を求めていることによって促されている。その結果、現在、多くの金融機関がビットコインのポジションの保有量を見直そうとしている。これらの市場参加者が、ビットコインを取引所から引き出し、コールドストレージで保存しようとしている。このため、ビットコインには供給面での危機がある」

2020年3月に新型コロナウィルスのパンデミックが大問題となった後、米政府は行動を起こし、大量のマネーを供給するなど、様々な経済刺激策を発表した。今年の後半には、上場企業によるビットコイン購入の発表が相次ぎ、数千万ドルから数億ドル相当のBTCを購入した。

イーサリアム(ETH)や他の仮想通貨も大幅な利益を上げ始めているが、ビットコインは仮想通貨の値動きの点で大きくリードしている。

「『ビットコインで機会を逃した』と思っている個人投資家が、次のビットコインを見つけようとしているため、アルトコインが大きなパフォーマンスを生むことになるだろう」と、バイワース氏は述べている。

2021年のビットコインと仮想通貨で何が起きるのか?「私が言ったように、私たちは強気サイクルの始まりにいる。2021年は一部の人々に衝撃を与えるような高いリターンが提供されることになるだろう」と、バイワース氏は述べている。そして次のように語った。

「ビットコインは今年のどこかで10万ドルを突破するだろう。そしてアルトコインが続くことになるだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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