テラフォームラボのド・クウォンCEOは、ビットコイン(BTC)価格の暴落はステーブルコイン「テラUSD(UST)」の安定性にとってはマイナスになると認めているが、ビットコインは上昇するだろうと予想している。

テラフォームラボは、ブロックチェーンプラットフォーム「テラ(LUNA)」を手掛ける事業体だ。テラフォームラボでは、USTのために30億ドルのビットコイン購入を計画している​​​

クウォン氏は、ポッドキャスト「Unchained」のインタビューに登場し、USTのために大量のビットコインを保有することの影響について質問された。

クウォン氏は「最悪のケースは、ビットコインを購入してから6ヶ月後に暴落が発生した場合であり、USTの需要も大幅に減少することになるだろう」と語り、控えめに言ってもその影響は「ネガティブ」だと述べた。しかし、そのシナリオにはならないだろうとクウォン氏は考えている。

同氏はビットコインが長期的には上昇していくシナリオの方が可能性が高いと主張する。

テラでは、USTの担保としてビットコインを購入している。これまでのところ、テラは3万727.9BTC取得しており、直近では3月29日に2943BTCの購入を行っている。テラは3番目に大きいシングルウォレットでのBTCホルダーになっている。

クウォン氏はインタビューの中で、テラがビットコインネットワークのレイヤー2ソリューションであるとも語っている。テラを使うことで、ビットコインが「DAOからNFT、DeFiといった多様なアプリケーション」へのブリッジを持つことになると主張している。