プロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手が、仮想通貨取引所FTXのアンバサダーに就任した。

FTXは21日、大坂選手が取引所の株式を取得するとともに、報酬として仮想通貨を受け取ると明らかにした仮想通貨業界への女性参画を目的とした「長期的なパートナーシップ」となる。FTXはエンゼルスの大谷翔平選手とも2021年11月にパートナーシップを締結している。

大阪選手は「我々は、仮想通貨業界への女性の参入者が少ないという統計は、他の金融市場で見る不平等を反映しているようなもの。仮想通貨は、誰もがアクセス可能であり、障壁を打破するという目標で始まった」とアンバサダー就任の理由を説明した。

FTXの大使として、大坂選手は、スーパーボウルチャンピオンに7度輝いたトム・ブレイディ選手、ブラジルのスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン氏、NBAスターのステフィン・カリーと共に参加した。大坂選手は、世界中の視聴者を対象とした「クリエイティブな演出とコンテンツ制作」を行い、21日から始まるマイアミ・オープンの競技中にFTXのロゴを使用する予定だ。

大阪選手はこれまでにも仮想通貨業界への関心を示してきた。妹のまりさんとともに、2021年8月にノンファンジブルトークン・コレクションを立ち上げ、およそ60万ドルで売却した。さらにドージコイン(DOGE)を含む仮想通貨にも興味を示しており、トークン・プロジェクトが「ポップアップする」とほのめかしている。