ヤフーグループが出資する仮想通貨取引所TAOTAO。今年5月から取引サービスを開始し、順調に業績を伸ばしている。2019年は荒川佳一朗CEOが積極的にnoteでブログを執筆するなど情報発信にも積極的に動いている。このTAOTAOで執行役員とマーケティングユニット長を務める市橋一鬼氏がコインテレグラフに寄稿してくれた。今年は業界の機運が高まったという市橋氏。振り返りとして「大手企業の参入」「セキュリティ」などの項目を挙げた。一方で2020年は「安心・安全」「サービスのレパートリー増強」「パートナーとのシナジー」に注力するという。今後も成長が期待される取引所であるTAOTAOの市橋執行役員が今年の振り返りと展望を語った。

2019年を振り返って

2019年はTAOTAOにとっては、サービスが無事リリースされ、お客様からも高く評価いただき、手応えを感じる素晴らしい1年となりました。

これは我々だけの力ではなく、仮想通貨業界における不安が徐々に取り除かれ、期待が膨らんできたこともあり、業界全体でもとても良い機運が高まってきたからといえるでしょう。

私の身の回りでもこのタイミングで仮想通貨の取引を始めた方が増えましたし、2017年以降はガチホ勢(仮想通貨を塩漬けにしていた投資家)の動きも少しずつ活発になってきたように見えます。このように業界が盛り上がってきた背景として以下の点があげられると思います。

盛り上がった2つの理由

1.大手企業の参入

TAOTAO(ヤフーグループ出資)をはじめとして、楽天様、LINE様などの大手インターネット企業の参入が目立ちました。またグローバルでいえばFacebook社やTwitter社などのテックジャイアントが注力し始めたことは大きなニュースとなりました。

これはこの後に述べる「実用化」や「将来性」への期待感の現れであり、各社が乗り遅れないようにされている表れかと思います。

よく「こんなに大手企業が続々と参入してくるなか、TAOTAOの事業は大丈夫なの?」とご心配頂くこともありますが、仮想通貨業界のプレイヤーが増えるとことはとてもチャレンジングですし、業界全体が盛り上がるので、とてもうれしく感じています。

2.セキュリティ

不正出金の事故以来、二度と事故が起きないように業界全体が手を取り合って対策を検討・実施しており、その結果が出始めた1年だったと思います。

クライアントサイドでいえば、二段階認証の徹底。二段階認証は端末ベースの認証なので、この設定をデバイスにしておけばハッカーによる不正出金のリスクは最小化できます。

またサーバーサイドの運用も進歩を遂げています。ハッキングの検知も含めシステム系も進化(弊社でいうとWAFとMSSの採用)していますが、運用面ではお客様の資産は原則コールドウォレット(アクセスできない環境)に保管・管理するのが一般的になっています。

これにより出金における利便性(スピード感)は落ちますが、大量の資産が盗難にあうことは極めて稀なケースになっていると思います。

投資家の皆様はこのような業界の動きをポジティブにとらえたことで、2019年初めは40万円ほどだったビットコインの価格が、1年で2倍から3倍以上に跳ね上がったと理解しています。

2020年に取り組みたい課題

1.安心・安全

1点目は「安心・安全」にお取引いただくことをテーマに「サービスのクオリティ」を強化していきます。

2019年は弊社のサービスにおける取引情報(他社では提供されていない未開示情報)をTrade Blotterというツールで赤裸々にお伝えしたことで、コアな投資家の皆様に一定の評価をいただきました。

今後もトレーダーさんが取引に必要な情報を提供することで、仮想通貨取引業界を盛り上げていければと思います。

2.サービス強化

2点目は「サービスのレパートリー」を増やすという点です。取引の種類、通貨の種類の拡大はもちろんのこと、決済も含む利用の部分など、サービスの「幅」を拡大していきたいと思います。

現在のような限定的な利用ではなく、仮想通貨をより身近なものにしていくことに取り組んでいきたいですね。

3.シナジー

3点目は「パートナーとのシナジー」でしょうか。

まずはヤフーグループ内でのシナジーを実現したい。例えば、同じヤフー出資のPayPayのような生活周りのサービスとの連携を強めていければと思います。

もちろんヤフーグループ以外の企業との連携も検討したいので、関連サービスを提供されている企業様はぜひご連絡ください!

その先の未来

注目しているのはIEO、ICO、STOのような資金調達としての手段です。アイディアはあるのに資金調達のコスト(時間も含め)がかかって、実用化できない様々なスタートアップや地域団体の資金調達手段として、期待されていると思います。

この時に重要なのは信頼です。技術面ではブロックチェーンを中心とした周辺技術が担保しつつ、ビジネス面においては弊社のような仲介企業が責任をもって実現していくべき領域であることを強く感じています。

それ以外のテーマとしてはステーブルコインでしょう。Facebook社がLibra(ステーブルコイン)のローンチに着手したのが業界インパクトは大きかったと思います。
またゲーム、ソーシャル、ECなどの領域、さらにはメディアの収益化という観点でもこれから実用化が進むのではないでしょうか。

最後に

Satoshi Nakamoto論文が発表されてから11年。いまだに致命的な欠陥は発見されずブロックチェーンの技術は様々な方向へ進化し続けています。

一方でこれほど注目されていながら仮想通貨以外のキラーサービスがでていないところに、世界中が「今か今かと」と待っていて期待感が高まり続けている、これまでにない業界だといえます。

TAOTAOはブロックチェーンは「お金に関するあらゆる悩み」を解決する手段になると信じています。お金は人類の生活を劇的に支えた革新的な存在である反面、ネガティブな動き(諍い、犯罪、戦争など)と常に隣り合わせの存在です。

先日テロの犠牲になりお亡くなりなられた中村哲さんは、アフガニスタンに用水路を作ったことで一部の地域に平和をもたらしました。水を得ることで自然が生まれ、自然が生まれることで酪農や農業ができるようになり、毎日食べ物のことに困らなくなったことで、若者は戦争に出て稼ぐ必要がなくなったからです。

ブロックチェーンの技術はインターネットによって起こされた情報革命の情報に価値を付与するものです。このインフラを世界中に整えることができれば、お金による争いや悩みが少しずつではありますが減っていく日も近いと信じています。

そのためにコツコツではありますが日々精進をしてまいります。

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