エストニア拠点の仮想通貨取引所ビットベイは、現時点で18時間オフライン状態が続いている。同社は、原因はサードパーティのサービスプロバイダーによるネットワーク問題だと説明している。

2014年にポーランドで設立されたビットベイは、欧州で3番目に大きい仮想通貨取引所でユーザー数は80万人とされる。

ビットべイは3月26日に「外部のサービスプロバイダー」に起因する「ネットワーク問題」に直面しているとツイッターで述べた。取引所はプロバイダーと連絡を取り、問題の解決にあたっていると説明していた。

同社は、最初のツイートから約4時間後に、当初想定していたより問題が複雑だと発表。問題が解決し次第、同取引所のマッチングエンジンが再開する前に、トレーダーらが注文取消しや発注できるように機能を限定してサービスを再開するとしていた。

その後、フェイスブック上でライブストリームを配信。コメント欄には、心配する顧客らに対し、「法定通貨と仮想通貨は安全」なので、「もう少し信頼してほしい」と記載していた。

しかし問題解決が見えないことを受け、ビットベイのユーザーらは、「ネットワーク問題は表向き」の言い訳で別の深刻な問題があるのではと疑う声も出てきている。ビットベイは前回のツイッター投稿から7時間後に、顧客の資産は安全で、ハッカー攻撃などではないと強調した。

最新のツイッター投稿では、サーバーサービスプロバイダーと連絡を取りながら我々のチームは懸命に取り組んでいるが、複数の問題が起きている。我々はインフラを100%開始できなかった。できる限り早くに同プラットフォームを再開できるよう取り組んでいる、と述べている

同取引所は先日、過去6年間の運営で取引高が最高値を記録したとしていた。3月13日にBTCとポーランド・ズウォティ間の1日当たりの取引量が7500万ドル(約81億円)相当だった。同取引所のトラフィックの3分の1がポーランドだという。

追記

最新のツイートでビットベイは、サービスがオンラインになったことを発表した。ユーザーはアカウントにログインして、注文をキャンセルすることができるとアナウンスしている。取引の再開は翌日になるとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン