やはり4月は仮想通貨にとって利益が見込める季節なのかもしれない。
7日の午前10時30分時点では仮想通貨ビットコインは7400ドルまで上昇し、7500ドルを回復しそうな勢いだ。24時間では8%以上の上昇と、年初の価格まで戻してから上昇を続けちている。
イーサ(ETH)に限っては20%上昇するなど一気に回復する兆しを見せている。
(出典:Coin360 4月7日午前10時30分)
イーサの動きについては、ツイッターのフォロワーが7万人ほどいる仮想通貨アナリストのElixium氏が6日、4時間足チャートで2月以来にイーサに「スーパーグッピー」が緑色に点灯したことを明らかにしていた。2月以来の買いシグナルと指摘した。
スーパーグッピーとはトレンドの転換点を示す指標の一つ。短期と長期の指数平滑移動平均線を計12本で表される。価格が弱気から強気、またはその反対に変化する際の指標となる。
好調のビットコインは一旦下落予想も
7400ドル付近まで急回復したビットコインだが、テクニカル的にこのまま上がる前に一旦反落するのと予想が出ている。
JPモルガンの元アナリストでブロックチェーン研究者のトーン・ベイズ氏は今日の上昇を評価しつつも「今週中に一度6850ドルまで反落する」と予想。7400ドル付近に50日間移動平均のレジスタンスがあり、これにぶつかることで一旦減少すると予想した。
6850ドルは3月に急落した付近から形成された上昇型トライアングルの上側のラインを形成しており、ここを上抜ければさらなる上昇が見込めるとしているなど強気相場の到来を予測した。
(出典:ToneVays)
コインテレグラフにも寄稿するミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は6日、7217ドルを上抜けることが強気ゾーンに突入するためのポイントだと指摘。これまで弱気な予想を繰り返していたが、ようやく重要ラインを抜けたのかもしれない。
一方で、回復傾向でも投資家心理はまだ弱気だ。データ提供会社オールターナティブ・ドット・ミーによると、「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は3月に急落して以来、依然「極端な恐怖」の状態を推移している。