ビットコイン(BTC)は水曜日に8%上昇し、一時7万3000ドルを上回った。この水準は過去3週間、すべての反発を阻んできた重要な価格帯となっている。アナリストは、回復を確実なものにするためには7万ドルの維持が不可欠だと指摘している。

利確売りを強い買いで吸収する必要
ビットコインは6週連続の週足下落を記録した後、ついに6万4000ドル〜7万ドルのレンジを突破した。この価格帯は過去3週間の値動きを特徴づけていたレンジとなっていた。
グラスノードの分析によると、ビットコインが7万ドルを突破できなかった理由は、この水準付近で大量の利確売りが発生していたためだ。
グラスノードのチャートによると、純実現損益指標の12時間SMAが1時間あたり500万ドルを上回るたびに、価格は6万9400ドル付近の高値で失速し反転していた。
この価格帯は現在も反発の上値を抑えるレジスタンスとして機能しており、2月19日、2月25日、そして火曜日にも同様の動きが確認されている。
グラスノードは、流動性が薄い環境でこの価格帯が上昇の勢いを吸収しており、「現在の需要構造の脆弱さを反映している」と指摘した。
ビットコインが7万ドルを維持するためには、「利確売りが発生してもそれを吸収する必要がある」とグラスノードは述べている。

一方、プライベート資産運用会社スイスブロックは、約30日間にわたり「極端なリスク」水準にあったビットコインリスク指数が落ち着き始めていると指摘した。
このリスク低下の動きは強気相場のラリーを引き起こし、ビットコインが7万ドル以上を維持する可能性を高めるとみられる。
「現時点ではまだ高い水準にあるが、低リスク環境へ戻れば次の強気相場の上昇局面を引き起こす可能性がある。最初の目標は8万3000ドル、さらに11万ドルまで伸びる可能性もある」と同社は述べている。

7万ドルが重要サポート
ビットコインは6万ドルを下回る数年ぶりの安値から21%回復し、複数の重要サポートを取り戻した。これには6万8000ドル付近の200日指数移動平均線(EMA)や心理的節目である7万ドルが含まれる。
アナリストのレクト・キャピタル氏はXへの投稿で、持続的な上昇を実現するためには週足ベースでEMAをサポートとして取り戻す必要があると指摘した。
「別の証拠が示されるまでは、EMAはレジスタンスとして機能している」と同氏は述べた。

またアナリストのテッド・ピロウズ氏は水曜日のX投稿で、日足の終値が7万ドルを上回れば市場にとってポジティブなシグナルになると述べた。
「ビットコインが7万ドルを維持できなければ、6万5000ドル〜6万6000ドルのサポートゾーンの再テストが起きる可能性がある」と同氏は指摘した。

グラスノードの短期保有者(STH)の取得価格分布ヒートマップによると、7万ドル以下に最大の保有クラスターが存在する。過去1カ月で投資家は約23万BTCをこの価格帯で取得している。
この短期保有者の供給クラスターを上回って維持することが、決定的なブレイクアウトに向けて勢いを取り戻すための重要な前提条件となる。

チャート分析によると、対称トライアングルのレジスタンスラインである7万ドルを突破すれば、月末までに7万5000ドルへ向かう持続的な上昇シナリオが強まる可能性がある。
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