ビットコイン・トレジャリー企業ストライブは今月初めにセムラー・サイエンティフィックを買収した後に引き継いだ負債の92%を返済し、優先株発行の完了を受けて新たにビットコイン(BTC)を334BTCを追加購入したと明らかにした。
ストライブは水曜日、可変利率シリーズA永久優先株(SATA)に6億ドルの需要が集まったと発表し、当初1億5000万ドルとしていた調達目標を2億2500万ドルに引き上げたと説明した。
この株式発行は、レバレッジを増やすことなくビットコインの積み増しを可能にする長期型の資金調達手段となる。
ヴィヴェック・ラマスワミ氏が支援するストライブは、9月に合併合意を結んだ後、1月13日にビットコイン・トレジャリー企業セムラー・サイエンティフィックの買収を完了した。
ストライブは今月初め、優先株発行で得た資金に加え、既存の現金やヘッジ取引の解消による潜在的な収入を用いて負債を返済し、残りをビットコインおよび関連商品に充てる方針を示していた。
同社は、調達資金を用いて引き継いだセムラーの負債1億1000万ドル、全体の92%を返済した。内訳は、SATA株と引き換えた9000万ドル相当の転換社債と、コインベースからの2000万ドルの信用貸付の全額返済となる。
コインベース向けローンの返済完了により、ストライブのビットコイン保有分はすべて担保の付いていない状態となった。同社は残る1000万ドルの負債も今後4カ月以内に返済する計画だ。
ストライブは平均取得価格8万9851ドルで333.9BTCを購入し、総保有量は1万3132BTCに拡大した。これにより、ビットコイン保有企業ランキングでトップ10入りを果たした。
同社は、四半期累計でのビットコイン利回りが21.2%に達したとも説明しており、これは一定期間における普通株1株当たりのビットコインエクスポージャーの増加率を示す指標だ。
ストライブの株価は下落
こうしたバランスシート改善にもかかわらず、水曜日のストライブ株は下落し、ASSTは前日比2.23%安の0.80ドルとなった。
ASSTはビットコイン戦略を発表して以降の高値10.46ドルから92.4%下落しており、企業によるビットコイン財務戦略が抱える価格変動性や実行リスクを浮き彫りにしている。
ビットコインをバランスシートに組み入れる動きは、2024年から2025年初頭にかけてトレンドとなった。しかし昨年後半には、その持続性に疑問が生じ、多くの企業で株価が急落した。
現在、190社以上の上場企業がビットコインを保有しており、合計保有量は約113万4000BTCと、供給総量の約5.4%に相当する。
このうち約63%はマイケル・セイラー氏率いるストラテジーが保有している。同社は仮想通貨市場全体の調整で資金調達環境が厳しくなる中でも、ビットコインの追加購入を続けている。
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