ビットコイン・トレジャリー企業ストラテジーは、今後のビットコイン取得のための資金調達において普通株売却から優先株売却へ軸足を移す方針を示した。同社CEOのフォン・リー氏が明らかにした。
リー氏は水曜日、ブルームバーグのインタビューで「株式資本から優先資本へ移行を開始する」と語った。
ストレッチ(STRC)は同社が7月に開始した永久優先株で、年率11%超の配当を提供することで安定性を求める投資家を対象としている。
STRCはビットコイン(BTC)購入資金を確保するために発行された同社4番目の永久優先株となる。株価希薄化を伴う新株発行の代替手段として位置付けられている。
リー氏は、優先株について「市場に浸透させるには時間とマーケティングが必要」と認めつつも、「今年を通じてストレッチは当社の大きな柱になると見込んでいる」と述べた。

STRCが100ドル回復、再発行の可能性
STRCは水曜日の取引終了時に額面価格である100ドルを回復し、1月中旬以来初めて同水準に戻った。リー氏はこれを「今日の最大の話題」と表現した。
今月初めにはビットコインが6万ドルを下回る中でSTRCも94ドルを割り込んでいたが、現在は同社が最低価格と位置付ける額面水準で取引されている。これにより、さらなるビットコイン購入資金を確保するための追加発行が可能になる。
ビットコインは過去24時間で概ね横ばいとなり、約6万6800ドル付近で推移している。日中高値は6万8000ドルを上回っていた。
「他社買収は本業の妨げ」
仮想通貨トレジャリー分野は企業参入が相次ぎ、限られた投資家層を巡る競争が激化している。一部企業では保有する仮想通貨の価値が企業自体の時価総額を上回る状況も生じている。
そのため、一部アナリストはトレジャリー企業が低迷企業を割安で買収し、安価にビットコインを取得する可能性を指摘している。
しかしリー氏は、そのような動きに関心はないと明言した。
「電気自動車、AI、SaaSソフトウェアなど新市場では、自社の中核製品に集中することが重要だ」と述べ、「純資産価値を下回る価格で他のデジタル資産トレジャリー企業を買収することは、むしろ事業を妨げる要因になる」と語った。
ストラテジー(MSTR)の株価は水曜日の取引を5%超下落の126.14ドルで終えた。
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