アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるスターバックスの店舗が無料Wifiを通して顧客のノートパソコンを使いビットコインを採掘していたとするツイートが話題になっている。
被害をうけたとするノア・ディンキン氏は、証拠となるスクリーンショットも公開している。
スクリーンショットによると、顧客がスターバックスの無料Wifiに接続した最初の10秒間に遅延を生じさせ、この間に仮想通貨のマイニング(採掘)をはじめる設定になっている。
ディンキン氏のツイートにはセキュリティへの懸念を中心とする100を超えるコメントがついた。また、無断で採掘されるのはビットコインではなく、モネロであると指摘する意見も複数あった。
また、スターバックス全体ではなく、一店舗のみで無断マイニング行われていたとすれば大した収益にはならないため、このような設定がされた背景について憶測を呼んでいる。
スターバックスによる公式見解
これに対し、スターバックス社は12日、「先週この特定の店舗でおきた状況について注意を促されてから、インターネットプロバイダーがこの問題を解決し顧客が安全に店舗のWifiを使えるよう迅速に対応した」とツイッターで声明を発表している。
As soon as we were alerted of the situation in this specific store last week, we took swift action to ensure our internet provider resolved the issue and made the changes needed in order to ensure our customers could use Wi-Fi in our store safely.
— Starbucks Coffee (@Starbucks) December 11, 2017
ツイートはインターネットプロバイダーが原因であることを示唆している。また、ディンキン氏へのお詫びの言葉も含まれていない。
今のところ原因は不明で、今後の展開が注目される。