米決済サービス大手のスクエアは4−6月期の決算を発表し、ビットコイン取引による売上高が3700万ドル(約41億円)だったことを明らかにした。米国で人気の決済アプリの中で仮想通貨の存在感が高まっている。

 ツイッターのジャック・ドーシーCEOが創業したスクエアは、自社アプリのキャッシュで今年の1月からビットコインの取引を開始。キャッシュは米国で人気急上昇中の個人間での送金アプリだ。

 ビットコイン取引による売上高は3700万ドルと全体の約5%を占めたが、スクエアはビットコインのボラティリティーが高いことなを理由に、市場が注目する調整済みの売上高からはビットコインの売上高を除外。スクエアのCFOは、「現時点でビットコインのマネタイズを急ぐつもりはない」と話しました

 スクエアは6月、ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)から同州で仮想通貨事業を行うための免許であるビットライセンスの承認を受けたと発表。ドーシーCEOは、仮想通貨支持者として知られ、5月にはビットコインが将来、世界中、そしてインターネットで、単一通貨になるとの考えを示した