韓国仮想通貨取引所コインネスト「手違い」でビットコインなど5.8億円分をエアドロップ

韓国の仮想通貨取引所Coinnest(コインネスト)が誤ってエアドロップで利用者に送った巨額の仮想通貨を取り戻そうとしている。21日付のコインデスクが報じた。

記事によると、コインネストはコンピューターのエラーによって60億ウォン(約5.8億円)分のビットコインと他の仮想通貨を顧客に送信。本来はWe Game Tokens(WGT)をエアドロップする予定だったという。エアドロップとは、トークンを無償で利用者に提供することだ。

コインネストのサーバーは19日づけて修復。現在、手違いで受け取った資金を返金するように利用者に頼んでいるそうだ。

昨年4月、コインネストの共同創始者であるキム・イクファンCEOと幹部がソウルで身柄を拘束され、詐欺と横領の容疑で告発された。当時、役員たちは「何十億ウォン」に相当する顧客の仮想通貨を自分たちの個人口座に移したという容疑がかかっていた。この捜査の行方は分かっていない。

エアドロップとは、あるプロジェクトの開発元が、無料で仮想通貨を配布すること。プロジェクトへの認知や、参加・協力を求め、その見返りとして仮想通貨を無料で配布する。主に二種類の配布方法があり、一つはある仮想通貨の保有量に応じてエアドロップを行う方法、もう一つは決められた配布日のもと事前に申し込みを済ませた人に対してエアドロップを行う方法。似たものにICOが考えられるが、ICOは資金調達のため仮想通貨の有料配布を行うので、もしプロジェクトが頓挫した場合、その通貨の保有者は金銭的に損をすることになる。一方、エアドロップの場合、無料で仮想通貨を受け取れることからその仮想通貨の保有者は金銭的にノーリスクでプロジェクトへの認知や参加・協力ができる。

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